訃報

堺屋太一

2月8日、堺屋太一逝去。83歳。「団塊の世代」の名付け親。1998~2000年、経済企画庁長官。20代の後半、この人の本はぜひ読んだ方がいいと先輩に薦められ、著書を買ったが、結局読まなかった。未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)…

橋本治

1月29日、橋本治逝去。肺炎のため。70歳。1968年、東大在学中に、「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」というコピー(東京大学駒場祭のポスター)で注目された。桃尻娘 (講談社文庫)作者:橋本治出版社/メーカー: 講談…

菅井きん逝去

2018年8月10日、女優の菅井きんが心不全のため亡くなられた。92歳。2008年には映画「ぼくのおばあちゃん」では82歳にして映画初主演を果たし、最高齢主演女優としてギネスに認定された(その後、2013年に当時88歳の赤木春恵によって記録が更新された)。印象…

都千代逝去

2018年7月22日、都千代逝去。117歳81日。2018年4月21日に田島ナビの死去に伴い、116年354日で存命人物で世界最高齢となった。田島ナビの逝去に伴い、田中力子が存命する世界最高齢となった。(2022-04-27 記)

田島ナビ逝去

2018年4月21日、田島ナビ、老衰のため逝去。117歳260日。2015年9月27日に氏名非公開の女性の死去に伴い、115歳54日で存命人物で日本最高齢となった。また2017年9月15日には、117歳42日で存命人物で世界最高齢となった。田島ナビの逝去に伴い、都千代が存命す…

谷口ジロー逝去

2月11日、漫画家・谷口ジロー、病気で死去。69歳。「ビッグ・コミック・スピリッツ」の創刊号から一年間連載された「青の戦士(ブルー・ファイター)」(原作・狩撫麻礼)は、あまり知られていないが、漫画史上……まあ、少なくとも「ビッグ・コミック・スピリ…

最高齢の女性が逝去

2015年9月27日、1900年3月15日生まれの氏名非公表の東京都の女性が老衰のため逝去。115歳196日。2015年4月1日、大川ミサヲの逝去に伴い、115歳17日で存命人物で日本最高齢となった。この女性の逝去に伴い、田島ナビが115歳54日で存命する日本最高齢となった…

大川ミサヲ逝去

2015年4月1日、大川ミサヲ、老衰のため逝去。117歳27日。2013年6月12日に木村次郎右衛門が死去して以来、存命人物で日本最高齢、およびギネス世界記録に認定された世界最高齢の人物であった(この時点で115歳99日)。大川ミサヲの逝去に伴い、1900年3月15日…

藤圭子逝去

2018年8月22日、歌手の藤圭子が亡くなられた。62歳。自死と見られる。宇多田ヒカルを「藤圭子の娘」と思うか、藤圭子を「宇多田ヒカルの母」を見るか、世代で別れるところだろう。僕は藤圭子の「最初の夫が前川清」と認識している。二度目の夫、宇多田照實と…

木村次郎右衛門逝去

6月12日、木村次郎右衛門氏死去。116歳と54日。昨年の12月17日より亡くなるまで、世界最高齢であった。116歳と54日は男性としては歴代最高齢である。男性で116歳に達したのは木村さんただ一人で、また19世紀生まれの最後の生き残りでもあった。現在の世界最…

なだ・いなだ逝去

6月6日、作家・医師のなだ・いなだ、膵臓がんのため死去。83歳。亡くなられた当日まで自身のブログを更新していた。なんということか。しかしスマホかタブレットがあれば寝ながらでも更新はできるから、案外これからは珍しいことではなくなるのかも知れない…

夏八木勲逝去

5月11日、夏八木勲、膵臓がんのため死去。73歳。俳優座養成所では地井武男、原田芳雄、前田吟と同期だったという。原田芳雄も、地井武男に続き、また一人いなくなってしまった。夏八木勲を初めて観たのは1982年1月、映画「野生の証明」だ。森村誠一のベスト…

牧伸二逝去

4月29日、多摩川に落ちて死亡した。自殺と見られている。78歳。小学生の頃のある時期、毎週のように(恐らく日曜日)テレビで牧伸二のウクレレ漫談を聞くのが楽しみだった。前半は即興で(もちろん事前に練習してきているのだろうが、毎回内容が変わるので)…

アニマル・レスリー逝去

4月27日、元野球選手のアニマル・レスリー(本名・ブラッドリー・レスリー)、腎不全のため死去。54歳。MLBで4年を過ごした後、1986年に来日し、阪急ブレーブスへ入団した。この時のことはよく覚えている。クローザーとして活躍したが、抑えるたびにマウンド…

田端義夫逝去

4月25日、田端義夫が肺炎のため死去。94歳。梶原一騎の遺作「男の星座」に「バタやん」として登場したためなじみがああった。正直なところ、まだ生きておられたとは知らなかった。ご冥福を祈る。(2013/8/14 記)

マーガレット・サッチャー逝去

4月8日、マーガレット・サッチャー、脳卒中のため死去。87歳。前年に映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(The Iron Lady)」を観ていたため、あの認知症のマーガレットがついにか……と感慨深かった。 過去記事 やってほしいことがある人は「マーガレ…

坂口良子逝去

3月27日、坂口良子は横行結腸癌および肺炎のため死去。57歳。1986年(31歳)で結婚、一男一女をもうけたが1994年に離婚。2012年8月(56歳)尾崎健夫と再婚。15年にわたり事実婚状態だった。坂口杏里は前夫との間の娘。名前はとてもなじみがあるが、写真を見…

岩重孝逝去

岩重孝(今は「いわしげ孝」と表記するらしいが)との出会いは「ビッグ・コミック・スピリッツ」だ。1980年10月に同誌が創刊された時、もちろん僕らは音無響子さんに会うために創刊号から購入を決意したわけだが、その連載陣の中に岩重孝の「ぼっけもん」が…

トニー・シェリダン逝去

1961年10月28日、ジーンズに黒いレザー・ジャケットを着た18歳の少年、レイモンド・ジョーンズが、リバプールのホワイトチャペルにある「NEMS」というレコード店へやってきて、こんな風に言った。 「マイ・ボニーというレコードがほしいんです。ドイツで作ら…

ジェームズ・デプリーストさん死去

2月8日、指揮者のジェームズ・デプリースト氏が亡くなられた。76歳。漫画「のだめカンタービレ」には、マルレオケの音楽監督として実名で登場している。このニュースは二ノ宮知子さんのブログで知った。二ノ宮氏とデプリースト氏は直接の親交があったらしい…

安岡章太郎死去

1月26日、芥川賞作家の安岡章太郎氏が老衰のため死去。92歳。高校1年生の時の現代国語の教科書に、安岡章太郎、遠藤周作、北杜夫の文章が掲載されていた。いわゆる「第三の新人」というと北杜夫は含まれないが、この三人は芥川賞作家であること、純文学とユ…

常盤新平氏死去

1月22日、直木賞作家の常盤新平氏が肺炎のため死去。81歳。常盤新平は、その昔「パーティジョーク」という本を読んだことがある。暇つぶしには良いが、あまり文章のうまい人ではないな、と思ったことを覚えている。その数年後に直木賞を受賞したとのニュース…

元横綱・大鵬死去

1月19日、大相撲の第48代横綱の大鵬(本名・納谷幸喜さん)が心室頻拍のため亡くなられた。72歳。高度経済成長期のヒーローとして「巨人、大鵬、卵焼き」などと称されたが、奇しくも王貞治氏と同じ1940年生まれ。引退したのは僕が小学生の時で、当時は祖父母…

大島渚さんが亡くなられた

1月15日、映画監督・大島渚氏が肺炎にて亡くなられた。80歳。「愛のコリーダ」がハードコア作品ということで話題になり、大島渚の名を知ったが、今調べてみると公開は1976年で僕はまだ中学生。そんな昔のことだったか。まあ中学生の男子が一番興味を持ちそう…

中沢啓治さんが亡くなられた

12月19日、漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんが亡くなられた。肺がん。73歳。「はだしのゲン」の連載が始まった時は小学生の高学年であり、少年ジャンプに掲載されたその作品を(「ハレンチ学園」や「トイレット博士」などとともに)リアルタイムに…

米長邦雄さんが亡くなられた

12月18日、棋士の米長邦雄さんが亡くなられた。前立腺がん。69歳。通算タイトル獲得数は19期(歴代5位)で、永世棋聖(九段)、通算成績は対局数1,904、1,103勝800敗、1持将棋(引き分け)。なおライバルといわれた中原誠の通算成績は、対局数2,093、1,308勝…

中村勘三郎さんが亡くなられた

12月5日、18世中村勘三郎さんが亡くなられた。急性呼吸窮迫症候群(ARDS)。57歳。なんと若い。今年の6月に食道がんであることをカミングアウト、7月に手術を行なった。その後は順調に回復していると報道されていたと思ったが……自分は中村勘三郎というより勘…

宮史郎さんが亡くなられた

別に訃報ばかり拾っているわけでもないのだが、知っている人の(もちろん一方的に、だけど)訃報に接すると気になる。11月19日、宮史郎さんが亡くなられた。多臓器不全。69歳。ぴんからトリオ(のちのぴんから兄弟)のメインボーカルで、「女のみち」などの…

森光子さんが亡くなられた

11月10日、森光子さんが亡くなられた。92歳。奇しくも2009年11月10日は森繁久彌が逝去している(96歳)。子供の頃に見ていたテレビドラマで、森光子が母親で、男の子が4人いて、名前が一郎・二郎・三郎・四郎というべたなもので、町内に美人の子がおり、4人…

藤本義一氏が亡くなられた

10月30日、藤本義一氏が肺癌にて死去。79歳。藤本義一の小説は何冊か読んだが特に印象に残るものはない。ただ、学生時代に読んだエッセイ(多分「サイカクがやってきた」)で、「直木賞は欲しかった。そうしたら本がもっと売れるんじゃないか、というのが正…