1月19日、大相撲の第48代横綱の大鵬(本名・納谷幸喜さん)が心室頻拍のため亡くなられた。72歳。
高度経済成長期のヒーローとして「巨人、大鵬、卵焼き」などと称されたが、奇しくも王貞治氏と同じ1940年生まれ。
引退したのは僕が小学生の時で、当時は祖父母と同居し、場所が始まれば毎日ずっとテレビで観戦していた(のを横で見ていた)から、記憶にあってもおかしくはないが、全く覚えていない。
改めて記録を見てみると、
- 通算成績:872勝182敗136休 勝率82.7%
- 幕内成績:746勝144敗136休 勝率83.8%(歴代1位)
- 横綱成績:622勝103敗136休 勝率85.8%(歴代3位)
- 横綱在位:58場所(歴代3位。1位は北の湖の63場所、2位は千代の富士の59場所、白鵬は33場所で9位)
- 優勝回数:32回(歴代最多。2位は千代の富士の31回、3位は朝青龍の25回、4位は北の湖の24回、5位は白鵬の23回。白鵬が今度どこまで近づけるか)
- 全勝優勝:8回(双葉山、白鵬と並んで歴代最多)
- 連続優勝:6場所連続を2回(朝青龍・白鵬の7場所連続に次ぐ歴代3位)
- 連勝:45(昭和以降4位。1位は双葉山の69、2位は白鵬の63、3位は千代の富士の53)
- 年間最多勝:6回(白鵬と並んで2位。1位は北の湖の7回)また勝星は81勝が最多(歴代5位。1位は白鵬が86勝を二度達成)
- 初優勝:20歳5ヶ月は当時の最年少記録(現在は貴花田の19歳5ヶ月に次ぐ史上2位)
- 新大関:20歳6ヶ月は当時の最年少記録(現在は貴花田の20歳5ヶ月に次ぐ昭和以降2位)
- 新横綱:21歳3ヶ月は当時の最年少記録(現在は北の湖の21歳2ヶ月に次ぐ昭和以降2位)
地位が上がるにつれて勝率も上がっているところがすごい。また入幕(1960)から引退(1971)まで毎年必ず一度は優勝しており、これは今後とも破ることは難しいと思われる。
一方、時代が違うから単純比較はできないとはいえ、現役横綱の白鵬の凄さを改めて感じることとなった。
リンク
- 大相撲の元横綱大鵬、納谷幸喜さんが死去(msn産経ニュース、2013/01/19)
- 優勝32回、全勝V8回 大鵬記録アラカルト(msn産経ニュース、2013/01/19)
- 大鵬幸喜、死去|相撲に物申す(59'S 日々是口実、2013/01/19)