森光子さんが亡くなられた

11月10日、森光子さんが亡くなられた。92歳。奇しくも2009年11月10日は森繁久彌が逝去している(96歳)。

子供の頃に見ていたテレビドラマで、森光子が母親で、男の子が4人いて、名前が一郎・二郎・三郎・四郎というべたなもので、町内に美人の子がおり、4人ともその子を狙っている……というようなものを夢中で見ていた覚えがある。作品中ではそのマドンナとは誰とも結ばれず、最終回で「恋の行方は続編で」とアナウンスがあり、名前を変えた続編のドラマが製作され、そちらで結局その子と四郎が結ばれるという。四郎の職業は運送屋だったかな……

最初のドラマが「2丁目3番地」、続編が「3丁目4番地」だったと思い込んでいたのだが、調べてみると、「2丁目3番地」は確かに森光子も出演しているが、石坂浩二浅丘ルリ子が初共演(夫婦役)というのだから全く別のドラマである。ついでに寺尾聰范文雀もこの作品で共演しており、それが縁で結婚したとか。

いずれにしても1970年代の話である。おばチャン役だから、30代かせいぜい40過ぎぐらいだったんだろうと思っていたが、今92で亡くなられたということは、1972年の時点で50歳。ちょっとびっくりだ。今ほどアンチエイジングが進んでいなかった時代だと考えると、なおさら驚き。いかに若かったのかということだ。

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