a piece of cakeは「楽勝だよ」／今週のモーニング（9/16）

「神の雫」（亜樹直、オキモト・シュウ）、短い人生でも、短い人生だからこそ、伝説を残すということはある。ただ、医師の宣告する余命というのは結構アバウトなもので、3ヵ月と言われて3年生きた例なんていくらでもある（逆もある）。身体が衰弱して誰の目にも余命わずかであることが明らかというのならともかく、元気なのに、死ぬことを決めつけなくても、とは思う。

「島耕作」（弘兼憲史）、もう島の後継者の話か。島は結局初芝と五洋を合併させただけだったな。で、そのあとは「会長　島耕作」になるってか？

「宇宙兄弟」（小山宙哉）、SPACE ALCによれば……。

• a piece of cake : 〔一切れのケーキをペロリと食べるように〕とても［非常に］簡単な［易しい・容易な・楽な・たやすい］こと［仕事］、わけないこと、朝飯前（のこと）、ちょろいこと、お茶の子さいさい、目じゃない

気持ちを前向きに持つことは大切だが、悲愴な覚悟で口にすることもある「楽勝だよ」。今回は冒頭からラストが読めたが、それでも感動させられた。

「僕はビートルズ」（藤井哲夫、かわぐちかいじ）、4人目のファブ・フォー始動。

「アンサンブル」（谷島冬実）、2009年後期ちばてつや賞準入選の新人による3週連続掲載の第一話。悪くはないけど、なんで美大生が合奏をしなければいけないのか、音を色にたとえているのは何か意味があるのか不明。いきなり男3人女2人登場するが、名前となかなか一致しない。絵柄は嫌いじゃないが、もうひと工夫（ふた工夫）欲しいところだ。

9月22日、「ダンダリン」（とんたにたかし、鈴木マサカズ）の単行本いよいよ発売。「宇宙兄弟」11巻も。

ダンダリン一〇一 (モーニング KC)

宇宙兄弟(11) (モーニング KC)