サザエさんはあと25年以上も続くらしい/今週のモーニング(12/02)

デラシネマ」(星野泰視)、新連載。昭和28年の映画界を背景にした話。

宇宙兄弟」(小山宙哉)、日本人で最初に月面を歩いた南波日々人が一時帰国。彼をモチーフにしたアニメ「ヒビット」は初回から高視聴率をマークしたというが……なんと「サザエさん」を上回ったとのこと。時代は2026年。あと25年以上もサザエさんは続いていて、依然として、視聴率がサザエさんを上回るとニュースになるような番組なのか。すげえー。

島耕作」(弘兼憲史)、民主党の政治家が何もできないでいるうちに、自民党の加治議員がひそかに交渉して人質を取り戻しましたとさ。いや、民主党とか自民党とかの名前は出てこないけど、そういうことでしょ。作者はよっぽど民主党が嫌いなんだな。そんなことどうでもいいから、島は仕事をしろって。

へうげもの」(山田芳裕)、久しぶりの登場。古織は隠居となり、いよいよ数寄三昧の生活に。徳川家康、始動。本作はNHK・BSで来年アニメ化されると聞いたが……

「僕はビートルズ」(藤井哲夫、かわぐちかいじ)、マキからビートルズが解散したとの報を聞いて動揺するファブ・フォーのメンバー。ようやく話が少し動いてきた。それにしてもビートルズ抹殺とは、いくら漫画の中でも大それたことをしましたね。

「カレチ」(池田邦彦)、月イチ連載スタート。月イチで読めるのは嬉しいが、質が落ちないか心配。そういえばダンダリンって月イチ連載ではなかったのか? もう長いこと見てない気がするが……

特上カバチ!!」(田島隆東風孝広)、事件屋に対して大野事務所も反撃開始! トラップを仕掛けて事件屋を嵌める! そのまま一気に押し切る……と思いきや、そこにストップをかける人がいた。それは誰あろう田村で、「そんなの事件屋の発想です!!」とキツイひとこと。こういう時に一番アツくなるのが田村だったのに……。大野は田村の言葉をどう受け止めるか。

個人的には、やればいいと思いますがね。相手の斜屋は非合法すれすれの手段で人を陥れている奴だというのは田村もよく知っているはず。こんな時まで「渇しても盗泉の水は飲まず」などとやせ我慢をする理由はよくわからない。依頼人には仏でも敵対する者には鬼になる、という大野の方針はいいと思う。田村が言っているのは「昔世話になった……」の部分だろうが、相手がそれを知って先に手を出してきたんだから受けて立つしかないんじゃないの? スポコン漫画でいるなら、「全力であなたを倒します、それが恩返しです」ってとこだね。

「ライスショルダー」(なかいま強)、あかねはおこめをかなり厳しく育ててはいるが、確かにアットホームな雰囲気ではある。

「home」(山村武大)、本当に公園で暮らしているんだね。学校だってそれを知らないわけじゃあるまいに、知らぬ存ぜぬを決め込んでいるわけか。ひどい話だ。アパートの(元)大家といい……。しかし、その大家に向かって発砲!? いくらなんでもやり過ぎ。