ビートルズや、ビートルズを生みだしたイギリスポップ界にリスペクトを/今週のモーニング(10/28)

「僕はビートルズ」(藤井哲夫、かわぐちかいじ)、この先どういう方向に話が進むのか全くわからないが、新人賞の応募原稿がここまで長かったとは思えないから、連載開始に当たって相当ふくらましたのだろう。それはそれとして、そろそろ読むのがつらくなってきた。ここらで終わりにしてもらえないだろうか? 卯月マキはファブ・フォーの音楽は世界に通用するものと信じ、黄色人種のポップスなんか認めないというイギリス音楽界に敢然と斬り進む。が、その「イエスタディ」や「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」がファブ・フォーの作品ではなく盗作だと知ったら……。もうなんか、日本の音楽界もイギリスの音楽界もこれ以上なめるなと言いたい。

宇宙兄弟」(小山宙哉)、ムッタ、覚醒。

島耕作」(弘兼憲史)、弘兼が民主党の悪口を描きたいのはわかるが、これは政治漫画ではなく企業経営漫画なのだから、いい加減話を本筋に戻してほしい。島社長はあんたが批判する民主党の政治家よりもっとはるかに仕事をしていないぜ。少しは仕事をさせろ。欄外の「この物語はフィクションで実在の政府関係者と何ら関係はありません」の注意書きが痛々しい。

ビリーバット」(浦沢直樹)、いい加減筋がわからなくなってきた。ひねり過ぎ。

「リーチマン」(米田達郎)、主人公の身体が大き過ぎて暑苦しくてどうも好きになれん。まず主人公を魅力的にしてくれないと……
「タラチネーター」(クロヌマヒロシ)、9月30日号の「ネコメンデス」以来の作品。絵はまあまあ、率直に言えばたいしてうまくない(下手でもない)、筋もよくわからないのだが、同傾向の作品は少なく、異色で個性的なのは買い。過去記事は下記にリンク。

誰も寝てはならぬ」(サライネス)、月遅れの雑誌の占い欄を熟読、というのは意外と多くの人がやってそうだが、どうだろう。

「かみにえともじ」(本谷有希子)、このタイトルはこれまで正確に読んだことがなかったし、よく意味が通じないため認識もないままであった(本文は読んだり読まなかったり、読むことの方が多かった)。先週のグラビアで親近感がわき、ちゃんと発音してみて初めて理解。「紙に絵と文字」だったんですね。

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