「老人賭博」(松尾スズキ、すぎむらしんいち)、なぜこのアクション俳優はバック転をしくじったのだろう?
「宇宙兄弟」(小山宙哉)、オリガは主役だった。何年か前は周囲の人より劣っていてみそっかすだったのに、何が彼女をそうさせたのか。
「島耕作」(弘兼憲史)、これは実際に被災地に行かなければ書けない話だ。弘兼は現地へ行ったのか。漫画のネタ集めのために!? 僕自身は、わずかな寄付をしたのみで、具体的に困っている人のために何かしたわけではない。だから僕が言っても説得力はないが、しかし疑問を感じる行為である。
「僕はビートルズ」(藤井哲夫、かわぐちかいじ)、ファブ・フォーのファーストアルバム製作。曲目を見て驚いた。これが(作者の考える)ビートルズのベストということか。列記してみる。
A面:
- 抱きしめたい
- アンド・アイ・ラブ・ハー
- アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
- イエスタディ
- ア・ハード・デイズ・ナイト
- シー・ラブズ・ユー
B面:
- ヘルプ
- ノルウエーの森
- ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ
- サムシング
- サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
- レット・イット・ビー
- AB面各7曲がビートルズのスタイル(後期には崩れてしまったけど)なのになぜ12曲しかないのか
- 「ア・ハード・デイズ・ナイト」はあの映画があってこそ生きる曲
- 「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」はあのアルバムの一曲目であるところに存在価値があるのに
- 「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のあとビリー・シアーズの紹介があって歌い出すからいいのに
- 「ノルウエーの森」シタールはどうやって手に入れるつもりか
- 「サムシング」この時代シンセはないがどうやって演奏するつもりか
- 「レット・イット・ビー」「ヘルプ」と同じアルバムに入れてどうするんだ
既にビートルズを(多少なりとも)知っている人が振り返って聞くためのベスト盤と、全く知らない人が初めて聞くためのベスト盤は異なる。作者は、知識という点ではビートルズのことをよくご存知のようだが、スピリットという点ではビートルズのことをあまりご存知ないようだ。
「天才柳沢教授の生活」(山下和美)、相変わらずクオリティ高し。
「それは俺の仕事じゃない」(三田紀房)、16ページ読み切り。ネタ一発のつまらない漫画。
「おれ達のメロディ」(鈴ノ木ユウ)、新人枠で新連載。
「鬼灯の冷徹」(江口夏実)、泊澤再び。今回のアイデアで一本通すのはかなりたいへんだと思う。一部、こじつけたところもあるにはあるが、評価したい。
「ひらけ駒!」(南Q太)、宝くんのママは優雅な生活を送っている(ように見える)。生活費がどこから出ているのか気になる。
「ピアノの森」(一色まこと)、雨宮は本当の意味で立ち直るのか。
- 作者: 山下和美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/01/21
- メディア: コミック
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