ブログの休止

新しい記事は書かず、コメント・トラックバックは受け付けなくするが、過去ログは消さない。それをどう呼ぶかということで迷っておられたようだが、「更新終了」で良いのではないか。

こうした場合、本当はトラックバックは受け続けてほしいと思うが、昨今は有用なpingよりspamであふれてしまうから、管理を辞めるにはそこは閉じるしかないのだろうな。

ソフトウエアなどでは、それが必要だという人がいるから販売は継続するが、開発チームは解散し、新規開発(バージョンアップ、バグ対応など)は今後はしない、というモードに入ることがしばしばある。こういう場合は「開発終了」というのが普通だ……と書いて、よくよく考えてみると、実際には開発を終了しても、それを告知しないことの方が多いのかも知れない。

個人的には、それはフェアじゃないと、腹が立つ。ソフトウエアを購入するということは、その時点での機能にコミットするということではあるが、開発側が開発を継続しているのか、終了したのかは、その後の使い勝手に大きく影響を及ぼすことがあるからだ。

ブログでも、きちんと終了宣言をする人と、単に更新の間隔が空いているのか、更新する気をなくしたのか、判然としないまま、放置している人がいる。個人の場合は、一般にはそこまで明確に覚悟をきめて臨んでいるわけではないだろうから、気にすることはないだろう。むしろ、妙に律義になって、余計な気を回すより、書けない時は書かない、書きたくなったら再開する、個人サイトなんてそんなもの、くらいで良いと思う。

困るのは、更新を終了すると同時に過去ログを消してしまう人だ。記事を書いた当人にとって価値がなくなっても、その記事に価値を認める人がいる(かも知れない)のだから、ぜひ残しておいてもらいたいものだ。