ホワイト・アルバムへの憧憬

ビートルズのリマスターCDを買ってから各アルバムのプレビューを書いてきたが、一枚につき一回で終わらせているのに、ホワイト・アルバムに関しては気付いたら5回も書いてしまった。しかし、自分としてはまだまだ全然書き足りない気分。

収録曲の大半はインドで作られたため、やはりビートルズとインドの関係についてはまとめておきたい。前回エリック・クラプトンのことに触れたが、エリックのようなミュージシャンがビートルズのレコーディング・セッションに参加するのは初めてで、その背景も書きたい。また、このアルバムで女性ボーカルを担当した(1フレーズだけだが)ヨーコ・オノについても避けて通ることはできないし、ヨーコについて書けばリンダ・イーストマンについても書くことになり、……

で、よくよく考えてみると、これらは「ホワイト・アルバム」に関する話ではあるが、リマスター盤には直接関係がないのだ。きりがないから、リマスター盤の音に触れて、いったん終わりとする。

リマスター盤で初めて気付いた音は下記の通り。

  • Back in the USSR:転調の部分で低いコーラスが入る。hand clappingが気にならない
  • Dear Prudence:ギター、ベースが抜群の冴え。ドラムもうまい
  • The Continuing Story of Bungalow Bill:途中で短く入る女声はヨーコ。その後、左側に怪しげな(低音の)コーラスが入る
  • Happiness is a warm gun:後半で左側に怪しげな(低音の)コーラスが入る
  • I WILL:右側のハミングは知らなかった
  • Good Night:中間部のベースは気付かなかった。ここでも1オクターブ低いコーラスが入っている

いくつかの曲で低く入る(怪しげな)コーラスは、これまで全然気づいていなかった。誰の声だろう?