- 「ヤングサンデー」など3誌が休刊へ 小学館(asahi.com、2008/05/30)
ヤングサンデーが7月で休刊となるらしい。
前身は「少年ビッグコミック」ということになっている。誌名をみればわかる通り、リニューアルの際にターゲットが大幅に変更になった(だから、僕自身は「少年ビッグコミック」の後継誌だとは思っていない)。
が、既にこのカテゴリーには同じ小学館から「ビッグコミックスピリッツ」が出ており、のちには「ビッグコミックスペリオール」が発刊されて過当競争になっていたから、すべてが生き残るのは無理があると思っていた。その割には長く続いた方だろう。
「少年ビッグコミック」も元はといえば「まんがくん」である。水島新司の「球道くん」など名作を生み出した雑誌だったが、長く低迷し、誌名を「少年ビッグコミック」に変更するも効果なく、ほどなく廃刊となる運命だった。が、新たに連載を開始した「エリア88」(新谷かおる)や「みゆき」(あだち充)が爆発的な人気を呼び、存続されることとなった。このあたりの事情は新谷かおるがかなり詳しく語っている。
ヤンサンの廃刊の影響を受けて、スペリオールが週刊化されたりするのかな。