森川ジョージよりは西本英雄の方がはるかに上だろう/先々週の少年マガジン(4/6:19号)

買うのをやめようかとも思うのだが、いきなりやめると水曜日の朝の通勤が寂しいため、さほど期待はせず買うだけは買うことにする。

「アゲイン」(久保ミツロウ)、今村金一郎という男とアキという女が主人公らしい。今村は高校3年間で友達もできなかったような奴で、アキは彼氏もいてラブラブのようだが、この漫画を見ている限りでは今村には共感できるところもあるがアキは嫌な奴だ。それにしても高校3年間をやり直すなんて、地獄だな。

エリアの騎士」(伊賀大晃月山可也)、的場がウイッチイ・ターンをマスターしていた! それはセブンも知らなかったらしく、驚いていた! 江ノ高イレブン、駆、荒木とせいぜい高瀬くらいしか区別がつかない。もう少し覚えやすいようにキャラを紹介してほしい。このあたりがのめり込めない理由のひとつ。それから、なぜセブンに内緒でウイッチイ・ターンを練習するのか? ウイッチイ自身に教われば早いのに! 隠す意味がわからん。

A-BOUT!」(市川マサ)、最強決定戦に思わぬ横槍が。まあ、身内で争っている時というのは概して外の敵に付け入られるものですね。歴史的にも。

「はじめの一歩」、13ページ。森川ジョージに災いあれ。

波打際のむろみさん」(名島啓二)、むろみさん、タクローくんと目と目で会話できるようになったなんて、すごいじゃん。よほど気心が知れ会っていないと、こうした腹芸はできないものよ。それにしても魚類に抱きつかれるって、ぬるぬるで気持ち悪そう。

「GE」(流石景)、頭の中は彼女とスルことしかないわけね。まあ高校生ならそうでしょう。

「もう、しませんから。」(西本英雄)、西本の描く森川ジョージは、傲慢で俺様な性格である。もちろんそれはデフォルメが入っているのだろうが、名実ともにマガジンの看板作家として引っ張っている時はそれでよかった。今のように、作品の質の低下が著しく、そもそもやる気があるんだかないんだかわからないような仕事の仕方で威張られたって、イタいだけである。西本は、少なくとも毎回決められたページ数を、身体を張って描いているぞ。森川こそ西本の爪の垢を煎じて飲めよ。