クールビズ

少なくともネクタイ・上着の着用は不要というスタイルが定着すれば、男性ももっと楽に過ごせるし、過剰な冷房も必要なくなり、冷え症の人が室内でカーディガンを羽織るというような不合理もなくなるだろう。ついでに、単にネクタイ不要というだけでなく、開襟シャツが普通になればなお良い。

問題は、どこで習慣を変えるかだ。

企業の重役ポストの皆さんには、是非自ら率先して脱スーツ・脱ネクタイを実施していただきたい。そうすれば、その下で働く人たちも実施しやすくなりますよね。

重役は、自分のために、あるいは自社の品位のために、自らスーツを着、部下にもそれを強制しているわけではない。他社の人と会う時に、スーツを着ていなければ失礼だと思うから着ているのだ。だから、この問題は根が深い。お客様の側が、どうぞ上着を脱いでください、クールビズでいきましょう、と言ってくれたとしても(昨今は必ずそう言われるが)、そう言われてから上着を脱ぐのはいいが、はじめからクールビズでは、なんじゃこいつ、と心の中で思われるのではないか、他がみんなクールビズであっても、自分だけきちんと上着を着ていれば、さすがに○○社の人は違う、と思ってもらえるのではないか。そう考えてしまうと、なかなか変われないのである。

僕は、銀行員が、上着なし、ノーネクタイ、開襟シャツを標準服にするよう財務省あたりが圧力をかけたらいいんじゃないかと思っている。国の指導でそういうことになっちゃいました、ということであれば誰もが納得するだろうし、そして、お堅いと言われている銀行員がみなそういう服装になれば、それ以外の業界も、わざわざネクタイをしめるのはバカバカしい、ということになるのではないだろうか。

でも政治家のセンセイもみなさんネクタイしてるし。無理かな。

国際科学工業 クールビズスプレー 100ml

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(2011/07/24 記)