鉄道博物館での不思議体験

10日、さいたま市大成地区にある鉄道博物館へ行った。

別に当方「鉄」というわけではないし、2時間くらいの暇つぶしくらいのつもりだったのだが、思ったよりはるかに面白く、3時間半いて歩き疲れたので帰って来たものの、半分くらいしか堪能できなかった。ぜひまた行ってみたい。今度は平日に休暇を取って行くか?

非常に面白かったのが「ラーニング・ゾーン」の2Fにあった「実験」。水の詰まったペットボトルが4台の台車に積んであり、順に押したり引いたりしてみてください、とあって、小さな子供がうんしょうんしょ動かしている。彼らの様子を見ていると、A、B、C、Dの4つの台車のうち、A⇒B⇒C⇒Dの順で楽そうだが、どこが違うのか? 恐らく重さは同じにしてあるだろう。

  • Aは台車というのは正確ではなく、ただの箱で車はついていない。
  • Bは普通に車がついている。
  • Cはレールが敷いてあり、その上を走るが、車輪もレールも木製だ。
  • Dは車輪とレールが鉄製。

Aが他よりも力が必要なのは理解できる。が、他の違いがわからない。納得がいかないため、自分で試してみることに。体感ではBとCはほぼ同じ力だったが、Dは明らかにB、Cより楽(Dは押すのも引くのも小指一本でできたが、B、Cは引くのは人差し指、押すのは人差し指と中指の2本必要だった)。

説明を読むと、Aはペットボトルを直接手で持つよりたくさん運べます、でも問題もあります。Bは車をつけることでAよりも楽に運べます、でも問題もあります。Cはレールを敷くことで、揺れたり曲がったりせず運べます、でも問題もあります。Dはカーブのレールが作りやすく、長持ちします……みたいな意味のことが書いてあった。

鉄製の方がカーブが作りやすく長持ちするのはすぐわかる。問題は、なぜ動かすのに力がいらないのかだ。もしわかる人がいたら教えてほしい。

「ラーニング・ゾーン」は他の説明・展示物も面白かった。集中動力方式と分散動力方式の違い、ポイントの切り替えやブレーキの仕組みなど。運転シミュレータは「電車でGO!」を大きく精緻にしたようなもの。レるがずらりとできていたため運転は諦めたが、大型スクリーンに映る風景が面白いので、他人がやっているのを眺めているだけで時間が経つ。

ミュージアム・ショップでは発射メロディがランダムに鳴る貯金箱が目を引いた。本が全然置いてなかったのが残念。

リンク