強攻策の是非

20日の試合、9回表のイーグルスの攻撃、捕手の藤井に代えて打席に立った草野がヒットで出塁。ノーアウト一塁の絶好のチャンスに、ブラウン監督は一番・聖沢に強攻策を指示、ダブルプレーで一瞬にしてチャンスを潰してしまう。この采配に関しては、翌日のスポーツ新聞(僕が観たのは報知新聞)ではさんざんに批判されていた。

セオリーは確かに送りバンド。次の渡辺直はその日2安打で当たっている。しかし続く鉄平、山崎、フィリップス、リンデン、……全く当たっていない。聖沢は初回に安打を放っている。聖沢、渡辺で点が取れなければもう無理だと判断したのかも知れない。まあ、試合を見ていない僕は判断を控えておく。

スコアをチェックしていて気付いたが、昨年2位のイーグルスがビジターだったんですね。そうした心理的なプレッシャーもあったのではないか。今年の開幕カードはいろいろと不思議だ。*1

過去記事

*1:僕の理解では、前年度1〜3位のチームは、フランチャイズで4〜6位のチームを迎えて開幕戦を行なうのが常だったはず。優勝争いに噛めなくても、Aクラス入り(3位以内)をひとつの目標に置くことが多いのは、もちろんクライマックス・シリーズ(CS)があるためだが、Aクラス入りはCS以前からひとつの目標だった。それは名誉もあろうが、開幕戦の開催権を取れる、ということも大きかったのではないか。開幕を地元で迎えられれば、営業面でもメリットがあるし、なんといっても試合を有利に進められるからだ。ところが今年の開幕戦は、ファイターズ(昨年1位)とホークス(同3位)、ライオンズ(4位)対マリーンズ(5位)という試合が組まれているため、AクラスのホークスがビジターでBクラスのライオンズがホームという事態になっている。もっとおかしいのはイーグルス(2位)対ブルーウエーブス(6位)で、仙台で開催されるべきこの試合がなぜか神戸のスカイマークスタジアムで行なわれているのだ。