パ・リーグはクライマックスシリーズが始まった。
- 【日本ハム】ダル1失点14K完投/CS(日刊スポーツ、2008/10/11)
ダルビッシュが実力を発揮して1失点完投。ファイターズが先取した。
バファローズの先頭打者・坂口がセーフティバンドを2回試みて2回とも成功するなど、今年のバファローズは一味違うな、と思わせたが、あとが続かない。ファイターズはヒット数はバファローズより少なかったが勝負強さを発揮し、効率よく得点に結びつけた。
今年のバファローズのエースは小松。15勝3敗で最後まで岩隈と勝率のタイトルを争った。防御率は2.51でリーグ3位(1位、2位とは差があるけど)。しかし、ダルビッシュには敵わないとみて、ずらしたのだろう。近藤は、シーズン終盤は良かったが、10勝7敗、3.44(リーグ10位)。なお同僚の山本は10勝6敗、3.38(リーグ8位)。
ペナントレースなら、相手のエースとの戦いを避け、勝率をあげるのも作戦のひとつだろうが、クライマックスシリーズの第一ステージは2勝で決まる。ダルビッシュに勝ちを譲ってしまえば、緒戦に勝って勢いに乗る相手に2連勝するしかないわけで、これはやはり作戦ミスではなかったか。先発が小松じゃない、と聞いた時点で、相手チームは「ああ、敵さん、勝つ気がないんだな」と飲んでかかっただろうし、味方は「ああ、監督は今日は勝つ気がないんだな」と意気消沈してしまったのではないか。