LEDを買った

我が家は蛍光灯が多いが、ダイニング(食事をする部屋)の灯りだけは雰囲気を考慮して白熱灯にしてある。

で、まあ、昨今の節電の動きもあり、寿命が長いためトータルコストが下がるということもあり、これをLEDに変えることにした。

これまで100Wだったから、それに相当する明るさということで、810ルーメンのものを。消費電力は11.2Wなので、約1/10に節約できることになる。4,980円もして、電球にこの価格はちょっと高いなとは思ったが、寿命は40,000時間。毎日6時間ずつ使用したとしても約20年もつわけで、下手したら僕が死ぬまで使えるのかも!? と思えば安い買い物だ。

……だが、色がよくない……

昔、蛍光灯は省電力には効果があるけれど、色が事務的、機械的で味気ないと言われたことがあった。黒川紀章は、学校やオフィスで蛍光灯を使うのはわかるが家庭で使うのは理解できないと述べていた。昨今の蛍光灯は僕が子供の頃に比べたらずっと色合いはよくなったけれど、やはり白熱灯の方が温かみがあるように思う。だからこそ、ダイニングは白熱灯にしていたわけだが。LEDは、昔の蛍光灯をさらにどぎつくしたような感じ。明るいが、落ち着かない。

なんだかんだ言ってLEDはまだ出始めで、色合いについてはまだまだ改良の余地を多々残している、という段階なのだろう。壊れたら買い換えると言っても、20年後になってしまう。とりあえず9月まで我慢して、秋になったらまだ白熱灯に戻すか。

(2011/08/14 記)