2020年5月12日、ジョージ秋山逝去。息子が6月1日にtwitterにて公表。77歳。
近年は「浮浪雲」「ピンクのカーテン」「恋子の毎日」などの青年誌の作品の印象が強いが、改めて振り返ると、幼少時代に読んだ「パットマンX」「デロリンマン」「ほらふきドンドン」「ザ・ムーン」こそが自分の原点だったなあ……
今確認してみると、多くの作品がkindleで出ている。どうしよう。読みたい。
(2020/6/3 記)
2020年5月2日正午、漫画家の野間美由紀先生が虚血性心疾患のため亡くなられた。59歳。
14日に白泉社が公式サイトにて発表し、それを受けてニュースサイトが記事にしたようだ。秋田書店も白泉社と全く同じ文章だから、白泉社の発表を受けて記事にしたものと思われる。
先生というほどの義理はないのだが、とても呼び捨てでは呼べないし、「さん」とか「様」とかいうのも違和感が残るため、ここでは「先生」とする。
野間先生との出会いは、学生時代に「パズルゲーム☆はいすくーる」を読んだ時から始まる。それまで少女漫画というものをまともに読んだことがなく、少女漫画の主人公は、頭の中は恋愛脳だが下半身を持っていない(男の子のことばかり考えているが、性的行為とは結び付かない)、のように思い込んでいた。が、なんとコイツら……高校生のクセに……ヤッているのである。こんな過激な描写は当時の少年漫画にはなかったのでとてもビックリした*1。
自分の少女漫画に対する見方は一変したが、「花とゆめ」の歴史的にもエポックな作品だったのだのではないだろうか。「花とゆめ」掲載作品を「少女漫画」とカテゴライズすることが正しいかどうかも議論の余地があるかも知れないが。
単行本はずっと買い続けたが、途中から時系列が入り乱れて、中学生にもどったり子供ができたりし、明確な最終回というものが存在しないため、最後まで買ったかどうか確信がない。32巻はあるのだけど、これが最終巻という認識でいいのだろうか。
その後、「シルキー」という雑誌で新たに「ジュエリーコネクション」という作品が始まった。「パズルゲーム☆はいすくーる」では行為を連想させる描写はあるが、行為そのものが描かれることはない。「シルキー」は想定している読者の年齢層が高く、行為そのものもはっきりと描かれる。いわゆるレディースコミックである。
当時、レディースコミックと認定された作品が単行本化されることは少なかったが、野間先生の作品は多くが単行本化され、出ると買い続けた(「シルキー」は手に取ったことがなかった)。「ジュエリーコネクション」シリーズ以外にも「インテリア」「嘘でかまわない」などの佳作が次々と発表された。
「行為」の描写のことばかり述べたが、驚くべきは、そのほとんどすべてが本格ミステリーだということである。恋愛漫画などの場合は、同じような骨格の話を、設定をさまざまにアレンジすることで新作を作ることができるが、ミステリーは、一度使ったトリックは二度と使えない。よくこんなに次々とネタが尽きないものだ。まさに驚嘆措く能わず、である。
それにしても急逝である。つい最近もtwitterでつぶやいているのを見たぞ、と思って確認したら、前日(1日)の夕方(17時20分)にもつぶやいている。
了解でーす😆
— 野間美由紀 (@rose_m) 2020年5月1日
日中から何度も投稿しているが、これが最後だと思われる。内容はごく普通の日常会話である。またRT(リツイート)だと2日の午前1時過ぎまでやっている。直前までお元気だったのだ。身内の方と別れを惜しむ間もなかったのだろう。想像するだに切ない。
最後に、白泉社へどうしても伝えたいことがある。「パズルゲーム」シリーズは現在でも入手可能だが、「シルキー」から単行本化された作品は、現在はすべて入手不可能である。これはいったいどういうわけか。いろいろな事情があるだろうが、野間先生の作品を入手したい人は大勢いるはずだ。ここは万難を排して実現に動いてほしい。紙の本を再刊する必要はない。電子書籍で良いのだ。
*1:今は当時ほど少年漫画を網羅的に読んでいるわけではないので断定はできないが、今もないと思う。恐らく内規的なものがあって、行為を直接連想させるような描写ができないのだろうが、犯罪的な行為(スカートをめくったり、更衣室や風呂場を覗いたりすること)や差別的な行為(特定の女性をブス呼ばわりするようなこと)は制約がない(としか思えない)のは不思議である。愛し合う二人が求め合うのは自然なことで、「パズルゲーム」ではそれを逃げず、照れず、正面から描いただけとも言える。高校生にはちょっと早いとは思うが。
2020年4月20日20時20分、俳優の志賀廣太郎が誤嚥性肺炎のため亡くなられた。71歳。
2019年春に脳血栓で倒れて以降、復帰に向けて懸命のリハビリを続けてきたが、復帰はかなわなかった。葬儀は4月29日に近親者のみで執り行われ、発表は葬儀のあとという遺族の意向により、30日に劇団「青年団」のサイトにて死が公表された。
「きのう何食べた?」ではシロさんの父親役で登場したが、途中降板。具合が悪そうだったのは、そういう役だからではなく、本当に具合が悪かったのかと心配していたが、そのまま帰らぬ人になってしまった。遺作をリアルタイムで見られたのは何かの縁か。
あちこちに登場する名俳優であったが、「女子ーズ」でのかすみの森美術館の学芸員役が印象に残る。
昨年パックスナチュロンのスポンジ(10個入り)を購入し、最後の一個になったので追加で購入しようかと購入履歴を確認したら、前回購入したのは7月だった。つまり9個で9ヵ月もったことになる。200円にも満たないのに一ヵ月ももつとは! これは安いとあわてて購入。
色がもう少しきれいなら、言うことないのだけど。
【まとめて10個】パックスナチュロン キッチンスポンジ 10点セット(色は選べません)
(2020/5/1 記)
One Odioのノイズキャンセリングなヘッドホンを購入した。これまで使っていたboseのヘッドホンは耳に当てる部分のゴムがいい加減ボロボロになり、使うたびにポロポロこぼれて来るありさまで、「音が聞こえる」という機能に関しては損傷はないものの、使用に耐え得るものではなくなっていた。
過去何度もしてきたように、修理すればいいのだろうが、緊急事態宣言下のこの情勢で、お店に修理品を持って行き、修理後に取りに行く、というのはあまりしたくない。目をつけている製品があり、思い切って買ってしまおうかとも思ったが、40,000円以上もするので躊躇していた。
で、まあ、何もboseでなくでもいいんじゃないか、と思い、検索していて目に留まったため、即座に購入。16日に無事届いた次第。
まだ音楽は聴いていないが、ラジオ講座を聞く限りは何も問題ない。色も気に入った。これで値段がboseの1/10以下なのだから、いい買い物をしたといえるのではないか。
欲しいと思っていたのは「Bose QuietComfort 35 wireless headphones II」のローズゴールド。
Bose QuietComfort 35 wireless headphones II ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン Amazon Alexa搭載 限定カラー ローズゴールド
(2020/4/17 記)
2020年4月10日、映画監督の大林宣彦氏が亡くなられた。82歳。
がんになり闘病生活を送っていたことは以前から公言していたため、来るべきものが来たかという感じで特別驚きはしなかったが、このタイミングで暗いニュースはつらい。
監督作品で自分が見たことがあるのは「ねらわれた学園」だけである。この作品は劇場で少なくとも3回は見ている。高校生の時、少ないお小遣いをためて、近所には映画館がないから遠くまで出かけて……
ご冥福をお祈りする。