アナログ停波

一応、歴史的なイベントなんだろうなと思うので、記録しておく。

本日のお昼くらいまでに地上波の各局は番組の放映を終了し、深夜をもってアナログ波を停波することになる。

我が家では特に何も措置を講じなかった。が、以前からケーブルテレビに加入しており、こちらを経由してみればアナログ波に対応しているということだったので、それでよしとしていた。デジタル派を受けているからといって、別にデジタル放映が見られているというわけではなく(ということだよね?)、インタラクティブでもなければ高解像度でもなく、むしろ従来のアナログ放映より発色が悪いことも多々あり、また画面の縦横比が変わってしまったためすごく小さくなってテロップなどが読みにくくなったとかいろいろ不便はあるのだが、今のところはほったらかしである。

しばらく前から地上波番組もケーブル経由で見る癖がついていたが、この日は終わるところを見ようかと、昔のように直接テレビを点けてみた。が、普通に見られる。「??」と思ったが、どうやらケーブルテレビに加入していると自動的にデジアナ変換をしてくれているらしい。なので、アナログ放送が終了するところを見ることはできなかった。

たまに電機屋でデジタル放映を(大型液晶テレビで)見ていると、その画面のきれいさに驚くが、数秒のタイムラグがあって時報にも使えないような脆弱なシステムに、ここまで国家がコミットする必要があったのか、疑問は残る。あっという間にインターネットテレビに取って代わられたりして。

(2011/08/18 記)