よく理解できていなかったのだが、ようやくわかった。今回掲載されている「隔週連載」の作品は、「BILLY BAT」(浦沢直樹)「呼出し一」(中村明日美子)「東京怪童」(望月ミネタロウ)なのだ。で、交代で掲載される「隔週連載」作品が「ライスショルダー」「へうげもの」「ピアノの森」というわけだ。「呼出し一」「東京怪童」がまったく好みから外れる作品であり、「BILLY BAT」が期待外れだった今となっては、週ごとの面白さに大きな落差がついてしまったというわけだ。
おまけに次号では、月イチ連載の「ダンダリン」に加えて不定期掲載の「カレチ」までもが載るという。不幸なことに、毎週連載作品で最も好きな「宇宙兄弟」が今回は休載。今週号と次号とで、あまりに差があり過ぎないか。せめて「カレチ」は今週号に載せるとか……
と思ったが、久しぶりに掲載された「天才柳沢教授の生活」が、これまた久しぶりに傑作だった。愛用の万年筆が見当たらないだけで、朝の出発は5分遅れ、電車に乗るのは30分遅れ、大学には1時間遅刻する(というように予定がどんどんガタガタになっていく)教授のカタブツぶりはいつものこととしても、教授がその万年筆を愛用する理由が泣かせる。その上ラストの落ちが爆笑。母さん(教授の妻)の拗ね方も子供みたいでかわいい。
「GIANT KILLING」も面白いけどね。この外国人選手はETUに入るのかな。
- 作者: 山下和美
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/23
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