女子モーグル 上村愛子が4位入賞

女子モーグル・フリースタイル。優勝は予選1位のハンナ・カーリー(USA)、銀メダルは予選2位のジェニファー・ハイル(カナダ)。上村愛子(30)は4位入賞。過去3回のオリンピックでは、長野で7位、ソルトレークで6位、トリノで5位とひとつずつ順位を上げてきたわけで、今回の4位は立派。次回のソチでは銅メダル確定か!?

村田ありさ(19)が8位、伊藤みき(22)が12位、里谷多英(33)が19位。

予選11位の村田が滑った時は、その時点でトップだったが、次を走るたびに次々に抜かされていった。予選5位の上村が滑った時は、その時点で2位。メダルどころか、入賞も厳しいかと思ったが、その後の二人の選手が相次いで転倒。もしかしてメダル? と最後までハラハラさせられたが、ジェニファーもハンナも順当に期待通りの滑りだった。上村にとっては、自分が滑ったあとの2分間は、これまでの人生の中で最も長い時間だっただろう。

その二人以外も、決勝では転倒する選手が続出。里谷も、途中まではかなりいいペースで滑っていたものの、やはり途中で転倒。これらはミスというよりも、果敢に攻めた結果なのだろう。

しかし……

モーグルはオリンピックの時しか見ないが、かつての上村のエアは紛れもなく世界一だった。見ているだけで「ほおーーっっ、すげぇぇぇ」と思わせるほどの魅惑のプレイだった(その代わり、あまり速くなかったけど)。それが今回は、そつなく無難にまとめた印象で、特にせまってくるものはなかった(スピードは速かったけど)。

そうそう、今朝、「現在の順位、せめてトップ3と、ついでに日本人選手の順位くらいは、常に画面に表示していてほしい」と書いたら、モーグルではトップ3の選手を表示してくれた。さっそく聞き届けてくれるなんて、NHKは素晴らしい(笑)。

スキーがうまくなるカラダのつくり方 (LEVEL UP BOOK)

スキーがうまくなるカラダのつくり方 (LEVEL UP BOOK)