それでいいのか田沢問題

日本のプロ入りを拒否してメジャーを目指すと宣言した田沢純一に関して、日本に帰国した時に制限を加える(一定期間はプロでプレーできない)ことで12球団が合意した。上記の記事には記載がないが、さらにアメリカ側に対して、互いのドラフト候補選手にちょっかいをかけない「紳士協定」を強調したとのこと。また、巨人の清武英利球団代表は、「アメリカで通用しなかったら日本へ戻ればいい、などと簡単に考えてもらっては困る。それは挑戦の名に値しない」などとコメントしたらしい。

マチュアはメジャーに行くなってか。こういう規定は憲法に違反するんじゃないのか。行くなと言ったって行く人は続々と出てくるはずで、そんなことよりも、日本だけじゃなくて韓国とか台湾とかを含めたルール作りをした方が建設的だと思うけど。

素質ある若者がいきなりメジャーへ行ってしまうと、日本のプロ野球が空洞化する、というのが理由だそうだが、以前にも書いたが何度でも書く。自国のプロ野球を守りたいと思う者は、他国のプロ野球も守ってあげないといけない。

かつてオリンピックで台湾代表として活躍し、アジアNo.1の剛腕投手と言われた郭泰源を、台湾プロ野球を経ることなく日本に獲得しようとしたのは巨人と西武ではなかったか。郭源治も台湾のアマチュアで活躍してプロを経ることなく日本のプロ入りしたんだっけ(日本プロを引退後、台湾プロで活躍)。

清武さんよ、アンタが言ってもなんにも説得力ないのよ。まずは足元を見つめましょうや。