王監督の引退、ゴールデンイーグルスの最下位脱出

7日はパ・リーグの最終戦があった。日にちを間違えてうっかりスポーツニュースを見損なったのは残念だった。


パは、ホークスとゴールデンイーグルス以外の4球団は全日程を終了し、1位から4位までが確定。ホークスとゴールデンイーグルスはともに3試合を残し、同率の5位。つまり最下位。最後の3連戦が最下位決定シリーズとなったが、1勝1敗で最終戦を迎えるという激戦となった。

まさか、最下位争いがここまで熾烈になるとは思わなかった。ゴールデンイーグルスは、過去の経緯(6位、6位、4位)を考えれば、最下位にはなりたくないだろうし、ホークスも今年限りで王監督が引退を表明しているとあっては、最下位だけは避けたいに違いない。しかも両チームの監督は現役時代もライバルだった王と野村なのだから、話ができ過ぎている感がある。

試合は、杉内と田中がともに9回を「完封」して延長戦に突入。結局、12回裏にゴールデンイーグルスがサヨナラ勝ちした。なお杉内は11奪三振ダルビッシュを抜き、最多奪三振のタイトルを奪取。ダルは無冠に終わってしまった。田中は10奪三振

田中は、野村監督から昨年は「マー君、神の子、不思議な子」などと呼ばれたが、今年は「マー君、親の子、普通の子」などと揶揄されるように、二年目の飛躍とはいかなかった。数字の上でも、昨年は11勝7敗、今年は9勝7敗1セーブとやや落ちているように見える。

しかし、この試合のように9回ゼロ封でも勝てないチームにいて、それでも9勝をあげているのは立派だ。オリンピックがなければ二桁勝利は間違いなかった。防御率は3.49で、昨年の3.82から良くなっている。

王監督は最下位で引退。お気の毒だが仕方がない。お疲れさまでした。