旅行:ランカウエイ・ケーブルカー

2005年の夏にマレーシアのランカウエイに行った。この時の旅行記には書いていないが、ケーブルカーに乗ったのだが……これが怖かったのだ。ということを久々に思い出した。

この写真を見ても凄そうだが、足がすくむ感じは全然伝わってこない。実際にはこの映像とは比べ物にならないほど。

僕はどちらかといえば高いところが好きで、高層ビルや展望台、吊り橋などは登りたがるし、それで怖いと思ったことは一度もない。むしろ面白がっていた。が、ランカウエイのケーブルカーは、あれほど怖い思いをしたのはちょっと記憶にない。

たとえば箱根のケーブルカーなどは、小刻みに駅があり、そこでいったん止まるので一息つける(もちろん、箱根のケーブルカーは乗降しないならば一息つく必要はないけど)。しかしここは下から上まで一気に昇るため、長時間、空中に揺られ、一息つく場がない。視界を遮るものもなく、地面は遥か彼方である。

そしてたどり着いた頂上。はるばるやって来ても怖くて渡れない人もいるそうです。

本当にそう。怖くて渡れないのだが、渡らないと下りのケーブルカーに乗れないのである。

とはいえ、あれだけのスケールは日本国内では望むべくもなく、これこそが海外旅行の醍醐味である、と少々懐かしくも感じている。

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