プレーオフ緒戦 松坂の好投

10月7日、パ・リーグプレーオフ第一ステージ、ライオンズ vs ホークスの第一戦が行なわれた。先発はライオンズが松坂でホークスが斉藤和巳、パを代表するエースの投げ合いである。結果は、どちらもその名に恥じぬ素晴らしい投球を見せてくれたが、斉藤は8回1失点、松坂は完封でライオンズに凱歌があがった。

ところで、レギュラーシーズンでは斉藤が防御率1.75、18勝5敗、勝率.783、奪三振205と、主要タイトルをすべて獲得する活躍を見せた。松坂は防御率2.13、17勝5敗、勝率.773、奪三振200はすべて斉藤に次ぐ二位だった。チームが連敗したところで登板した場合は必ず勝つなど、存在感では際立っていたように感じるが、数字では一歩およばず、タイトルには恵まれなかった。

しかし、WBCでは13回を投げて3勝0敗、奪三振は10だったのだから、これを合わせれば20勝5敗、勝率.800、奪三振210ということになる。プレーオフの1勝は今シーズン21勝目なのだ。これはすごいことだ……

(パは、セにないプレーオフを行なうために、レギュラーシーズンの試合がセよりも10試合少ない。だとしたら、通算記録などを出す場合、パの選手はプレーオフの数字も加えないとフェアじゃないんじゃないだろうか)