一週間以上も前から、週末に大型の台風が日本に上陸するから十分な備えをするように警報が流れた。普段、この手の警報を目にしても、一応、普段からある程度は災害への備えはしているつもりだし、同時に、首都圏エリアの鉄筋マンションに住む身としては、そう大げさに心配しなくてもいいのでは、という気持ちもあり、特に何もしないのが常であった。
が、9月に台風15号の影響で主に千葉県でどれだけ大きな被害が出たか*1を目の当たりにした直後だったため、そして19号は15号よりさらに勢力が強いとのことだったので、今回はそれなりの備えをした。結果的にはありがたいことに、すべて杞憂で済み、何かが役に立ったわけではないが、今後のこともあるので記録に残しておくことにする。
- 水は2リットル×6本しかなく、もともと追加しなければいけなかったのだが、なかなかできずにいた。5~9日は風邪のため買い物どころではなく、10日に2リットル×12本を購入。11日に見たら近所のスーパーもドラッグストアも在庫ゼロ。
- 米、インスタントラーメン、そば、うどんについては今のまま。スパゲティは600gを追加購入。
- ティッシュペーパーは200枚×2箱しか在庫がなかったため、5箱を購入。ロールペーパーは6ロールあったのでそのまま。
- ウエットティッシュを購入。前々からほしいとは思っていた。
- レインコート(上下)購入。万が一雨中を移動しなければならなくなった時(たとえば避難所へ行くなど)、傘は使えないだろうから。普段から、風が強い時は傘よりレインコートを着るべきなのだろう。
- 金曜の夜、お風呂に入って水は流さずにおく。水道が止まった場合、手足を洗ったりトイレを流したりするため。
- 製氷皿に氷を一杯作っておく。ペットボトルに水を一杯入れ、冷凍庫に入れておく。停電の際に、これらを冷蔵庫に入れるため。余談だが、自分が幼い頃の「冷蔵庫」というのは、氷屋さんから氷を買ってきて、それで冷やすものであった。電気の力で冷やすものは「電気冷蔵庫」といってただの「冷蔵庫」とは区別した。
- ベランダ(二ヵ所)の排水溝の掃除。
- ベランダの荷物(鉢植え、箒、洗濯ばさみなど)を家の中に入れる。物干し竿も入れる。
- 窓ガラスをどうするかは諸説あって迷った。
- 風だけならともかく、風でベランダに置いてある物や街路樹などが折れて飛んできて、それが窓ガラスを割る可能性があるから備えは必要
- 補強という意味なら、雨戸やシャッターがある家はそれを使用するのがベスト。そうでなければ板を打ち付けるか段ボールを貼り付けるのがよい。ただし家には適当な板も段ボールもなく、それにこの方法を取ると昼間でも部屋が暗くなり、外の様子も全くわからなくなってしまうため、選択肢からは外した。
- 割れたガラスが飛び散ると二次被害が大きくなるので、飛散防止にガムテープやビニールテープをガラスに貼るとよい、という説と、テープを貼ると物がぶつかった時の衝撃が均等に広がらず、テープに沿って割れやすくなるから貼るべきではないという説が飛び交っていた。最終的にテープを貼っても強度は変わらない、という説を信じることにする。さいわい引っ越しの時の養生テープが残っていたため、これを貼り付けるが、かなりの量を必要とし、扉三枚分ほどで一本なくなってしまった。
- 残りの窓はサランラップを貼った。サランラップも飛散防止に推奨されていた方法だ。実際にガラスが割れる事態には至らなかったため、実証はできないが、印象としてはサランラップの方がいいように思う。隙間なく貼り詰めることが可能で、かつ、貼りやすいから。
- 避難所がどこかを確認、Googleストリートビューで道順も確認。ただし時間的に、実際に行ってみることができなかった。さいわい、避難所に行くような事態にはならなかったが、暗い雨の中、荷物を抱えて、ストリートビューで確認した通りに間違いなく行かれるかといえば、不安は残る。実際に行ってみるべきだった。今後のこともあるから、あとで行って来よう。
- 懐中電灯を取り出して、作動確認。問題なし。しかし電池の予備がなかったので、懐中電灯に必要な分を補充。
名称 | 発生 | 最低気圧 | 最大風速 | 1時間降水量 | 24時間降水量 | 最大瞬間風速 |
台風15号 | 2019年9月5日 | 955hPa | 45m/s | 109mm(静岡県天城山) | 441mm(静岡県天城山) | 58.1m/s(東京都神津島) |
台風19号 | 2019年10月6日 | 915hPa | 55m/s | - | - | - |
(Wikipediaによる)
*1:これまでは、電気・水道・ガスなどが止まっても、2~3日あれば救助が来るので、3日保つだけの備蓄があればよいと考えていた。が、今回は二週間経っても停電から復旧しないエリアがあり、3日では心もとないと考えを改めた。