クリタさんが面白いこと書いてた。
- 春夏連覇の興南は史上最強か？（幹事クリタのコーカイ日誌、2010/08/22）
自分が見ていた試合は限られているため、偏りがあることを承知の上で、僕も意見を言わせてもらう。
清原・桑田のいたPL学園は強かった。1982年の畠山率いる池田高校の強さも印象的で、水野の代になって前年ほどでもないような気もしたが、それでも優勝候補の最右翼だった。それを破ったPL学園は強い、と思った。しかもピッチャーも四番バッターも一年生なので驚いた。
清原・桑田が2年生の時も印象に残っているが、なんといっても彼らが3年生の時が凄かった。決勝戦の宇部商戦は、今でもベストバウトのひとつだと思うが、宇部商がつないでつないでやっと1点を取ると、清原がスコーンとホームランを打って同点。また宇部商がやっと点を取って1点リードすると、清原がスコーンで同点。レベルが違う。見ていて鳥肌が立った。
だからクリタさんの、最強チームはKKコンビのPL学園、という結論に異存はない。異存はないが、その彼らから勝ち星を挙げたチームがあるではないか。
KKコンビのPL学園は、3年間で、公式戦38試合のうち37勝を挙げ、2回全国優勝した。その彼らから勝ち星を挙げたのが取手二高である（1984年優勝。PL学園は準優勝）。あの強かったPL学園に勝ったのだから、取手二高こそが最強、というのが僕の結論。
この理屈は、「天下一大きな歌を詠んでみよ」と豊臣秀吉に命じられ、加藤清正が
須弥山（しゅみせん）に腰打ちかけて大空をぐっと呑めどものどに触らず
と詠んだのを受け、曽呂利新左衛門が
須弥山に腰かけ空を飲む人を鼻毛の先で吹き飛ばしけり
と詠んだ故事に倣ったもの。
