黄金期が始まる「ヘルプ」

順に聴いていると、このアルバムから第二期が始まるような印象を受ける。「フォー・セール」はもちろん、それまでのアルバムからは一線を画しており、作曲も、演奏技術も、録音技術も、階段を何段も駆け上がったようだ。

個人的に、この「ヘルプ」と次の「ラバー・ソウル」を親しい友人が持っていて、90分テープの両面に録音してもらってそれを繰り返し聴いていたのが僕の「ビートルズ事始め」である。その後何回も何十回も聴いているんだけど、それでも「懐かしい」気持ちがある。

The Night Beforeはボーカルもコーラスもなんて伸びやかなんだとか、Another Girlのビートとか……。大好きなジョージの曲が2曲も入っているし……

じっくり聴いたが、一応、記憶にない音はなかった。よしよし。

ヘルプ!

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