今からお花見を

首都圏では既に桜は大方散ってしまい、葉桜になっている。

今年は4月に入ると急に暖かくなって一気に開花し、9〜10日の週末は好天にも恵まれいい花見日和だったが、あっという間に咲き切ってしまった。雨が降ったせいもあるが、翌週は既に盛りを過ぎていた。花の季節は短いものだが、今年は特に短かったように感じる。

で、お花見に行きそびれてしまった人、もう一度お花見に行きたい人に多摩森林科学園を紹介したい。

桜は、およそ800ほどの種類があるという。そのうち約600種がここにある。種類によって咲く時期は異なるから、2月の下旬から5月の中旬くらいまで、なにかしらの桜が咲いているのである。つまり、約二ヶ月半にわたって花見ができるということだ。

高尾までは、新宿からJRでも京王線でも45分ほど。近いから気軽に行かれるが、東京の端っこは都心とは空気が全然違うため、ちょっとした旅行気分も味わえる。2月、3月は外を出歩くにはちょっと寒いから行ったことはないのだが、世間の花見の季節が終わったあと、天気の良い日に出かけ、ソメイヨシノ以外の桜を眺めるのはなかなか楽しいものだ。