斎藤佑樹引退

斎藤佑樹が引退を表明した。

プロ野球選手としては特筆すべきものは何もない。そこそこの才能はあり、それなりに努力はしたのだろうが、花開かなかったものは仕方がない。本人には残念でしたねというぐらいしか、かける言葉を思いつかない。

それよりも、2015~2019年の5年間でわずかに2勝(10敗)、2018、2019年はゼロ勝、2020、2021年は一軍登板なし、このような選手をなぜ球団は11年も保有していたのか、である。

斎藤は女性、特に主婦層に人気があった。食品メーカーである日本ハムにとっては貴重な存在だったという説がある。そういうこともあるかも知れないが、それも、ある程度の成績が残せての話。もし「それだけ」を理由に契約を続けていたのだとしたら、プロの球団経営としては問題だろう。こうした姿勢は、近年の低迷ぶりや中田のような問題を起こしてしまう土壌と無関係だとは思えない。