2021年5月30日、作曲家の小林亜星が心不全のため亡くなられた。88歳。
CM曲や歌謡曲、アニメソング、テレビ番組のテーマ曲など、生涯に6000曲以上を残した。1976年「北の宿から」で日本レコード大賞を受賞し、2015年には日本レコード大賞功労賞を受賞した。(Wikipedia)
小林亜星の名前はよく承知していて、あの容姿がすぐ思い浮かぶ。作曲家であることは知っていたが、司会者や役者のイメージが強く、作曲家の方が余技なのかと思っていた。実は作曲家としてもべらぼうな実績のある人だった。今回のニュースで初めて知った。
YouTubeで作品を見ていて「日立の樹」(この木なんの木)も小林亜星の作曲であることを知り、かつ、作詞が伊藤アキラであることを知り、そういえば伊藤アキラはどうしているんだと調べて、同じ月に亡くなられていたことを知ったのだった。
「狼少年ケン」(1963年)「キングコング」(1966年)は、古い歌だが、改めて聞いてみると、ドラムやベースのリズムが素晴らしい。はっぴいえんどやサディスティック・ミカ・バンドどころか、ビートルズが来日すらしていない時代にこれだけの音楽を作っていたのは驚きだ。J-POPの歴史を語る際はこうした曲は無視されてしまうのだろうか?
リンク
- 小林亜星さん死去 88歳 心不全 「北の宿から」など多数作曲(2021/6/15、報知新聞)