祖母

あまり個人的な話、家庭内の話はここでは書かないことにしていて、どうしようかなと思ったのだけど、記録しておくことにする。4月28日午前3時、祖母が亡くなった。

享年101歳は大往生というべきであり、また、7年前に倒れた時に既に「2〜3日」といわれ、以後何度も危篤に陥っての今回の出来事だったから、周囲はみな十分覚悟もできていて、悲しいとかショックということもなく、あとはちゃんと送ってあげようと粛々と儀式を進めた感じだ。……そのつもりだった。

しかし、やはり死者と二日間対峙するとこみあげてくるものはある。僕は、同居していたわけではないが、孫の世代では一緒にすごす時間が長かった方で、顔を見ていたらいろいろなことが頭をよぎった。楽しかったことも、楽しくなかったこともあったけど、確実にひとつの時代のピリオドではあった。