森高夕次はコージィ・城倉の別名/今週のモーニング(3/24:17号)

宇宙兄弟」映画化決定だそうだ。ヒビト役が岡田将生でムッタ役が小栗旬。公開は2012年春。せりかさん役は誰がやるんだろう。

さて本編では、シャロンの身体がだんだん利かなくなるさまが描かれる。ALSとはかくも残酷な病気なのか。ムッタは再び月を目指すようになる……?

グラゼニ」(森高夕次、アダチケイジ)、今回は文句なしに面白かった。ところで、原作者の森高夕次って他にどんな作品を書いているんだろう、とちょっと検索してみて驚いた。この人は漫画家の「コージィ・城倉」氏だったのだ! なーるほど、それならこの面白さもわかる。コージィの作品は、「砂漠の野球部」も「おれはキャプテン」も好きだから。

3試合連続完投して、防御率が1.0のピッチャー。最高の成績に思えるけど、対戦したピッチャーがことごとく味方を完封してくれたため、なんと3連敗。4試合目は、相手をゼロに抑えている間にようやく味方が2点とったが……。この投手の気持ちのアップダウンはリアルに手に汗を握った。

GIANT KILLING」(ツジモト)、タツミはお手上げだというが、諦めたわけではなさそう。何を考えている?

特上カバチ!」(田島隆東風孝広)、田村クン、勤務中のさや香ちゃんに、周囲に人もいるのに「またメールしてもいいかな」と聞くなんてアホか。

「老人賭博」(松尾スズキすぎむらしんいち)、今週は休み。落としたらしい。

「オヤジ野菜」(芝本ノキコ)、久々に登場。どうやら最終回を描いておこうとしたらしい。別にあのまま終わりでもおかしくはなかったんだけど、この10年後の話を描きたかったんだろうな。

鬼灯の冷徹」(江口夏実)、今回は面白かった。いつもはコネタの切り貼りでしかなかったが、今回は16ページ全部を通しての流れがある。16ページの作品というのはこういうことだ。今後は期待できるか? それとも今回だけ?

島耕作」(弘兼憲史)、ハツシバ、じゃなかったテコットは、機密漏洩を犯した社員が(口封じのために)殺されるのを何もできずに眺めているだけ。というより島が余計な動き方をしたから殺されることになってしまったとも言える。結局事件の解明はできず、製品を発表することはできず、開発費を回収することもできない。事業部長が辞表を書いて終わり? 島は本当に仕事ができない。他の取締役連中が「あんな奴より俺の方がよほど社長にふさわしい」と言い出さないのが不思議だ。

「主に泣いています」(東村アキコ)、青山仁は教え子の赤松啓介の絵を見て負けたと思ったわけね。なかなか面白い展開になってきた。それにしてもTOKIX(トキばあ)の「キャプテンでいえば丸井がイガラシに打席を譲る的な……」という説明に、さすがのつねも「それしらない……」と答えているが、僕にはとてもよくわかった。うんうん、そーだよねー。「丸井ってああ見えて自分よりイガラシの方が野球の才能あるってわかってたわけじゃん」。そう、「ああ見えて」なんだよね。

デラシネマ」(星野泰視)、なるほど、「師岡はんの頼みならどんな無理難題だって皆喜んで手ェ貸すやろ」ですか。でもこの人、大事な脚本を飲み屋で愚連隊に投げつけた人なんですけどね。

「ひらけ駒!」(南Q太)、宝くんのママはシングルマザーなのかと思っていたけど、そうではないのかな。確かに働いている風には見えないし。今回、「宝……あんた兄弟ほしい?」という質問に「そりゃー欲しいけど……ママもう無理でしょ? ねんれい的に」と答える宝くんに、「そこかい!!」と突っ込みを入れてしまった。つまりパパはいるってことなんだな。存在感ないけど。