震災後の買い物事情

我が家では週末に一週間分の食料を(その他の生活物資も含めて)買い、それで一週間を生活する。平日は仕事があって、しかも早く帰宅することは難しいから、そういうサイクルになった。

コンビニには毎日(場合によっては複数回)立ち寄っていて、カップめんと電池の棚ががらんどうであることや、パン・おにぎりなどの量が少なく、入荷してもすぐになくなってしまうらしいことはだいたいわかっていたが、それ以外は、トイレットペーパーの買い占めがどうとかニュースやブログで話題になっていてもどこかひとごとであった。

会社で、僕はローション入りの高級ティッシュを箱で買っていて机の上に置いてあるのだが、水曜日にそれがなくなってしまったため、コンビニまで買いに行ったところ、置いてなかったので驚いた。ローション入りでない、普通のティッシュもなかった。社に戻ってきたその話をしたら、周囲の人から、「CHARADEさん、今ごろ何言ってんですか、ティッシュやトイレットペーパーがどこにも売ってなくて大変なんですよ」と呆れられてしまった。トイレットペーパーは知っていたが、ティッシュペーパーまでもとは知らなかった世。しかし、ティッシュにしてもトイレットペーパーにしても、毎週買うものでもあるまいに、そんなに広範囲に影響の出るものなのか?

ふだん、帰宅が遅いこともあり、平日に自宅で夕食を取ることは週の半分もない。が、今週はさすがに早く会社を出ているし、飲みに行ったりもしておらず、毎日自宅で食べている。そのため、週の半ばでいろいろと食料品の不足が目につくようになった。それで会社帰りに買い物に行き、改めてスーパーの中を見回してみると……

  • 野菜は、全般的には十分な量があるが、ないものも目に付く。つまり、品揃えがこれまでより若干悪い
  • 豆腐、油揚げ、納豆などが一個もない。(炒めればすぐ食べられる、出来合いの)ぎょうざ、シュウマイの類もない
  • 卵がない。牛乳もほとんどない。「お一人様1パックまで」の張り紙が虚しくひらひら
  • カップめん、インスタントラーメンはわずかしかなく、「お一人様2個まで」の張り紙が目立つ。生ラーメンの類も全滅
  • 米がない
  • 魚は普通にある(ように見える)
  • 肉も普通にある(ように見えるが、若干量が少ないか。平日の夜に買うことは珍しいため、普段の様子がわからない)
  • パン(食パン、ぶどうパン、調理パンなど)もなかった

流通量が減っているものもあるだろうし、いつもより多めに買う人がいるため、入荷してもすぐになくなってしまうものもあるのだろう。また、停電がいつ起きるかわからず、その間、閉店するのはもちろん、冷蔵庫も使えないわけだから、腐ってしまうのを避けるため、入荷を制限しているものもあるのかも知れない。

しかし、カップめんの棚がガラガラなのに、乾麺のうどん、そば、素麺、スパゲティなどが普通にあるのには笑えた。要は料理をしたくないだけか?