まずは左ジャブを打つべし/今週の少年マガジン(2/2:10号)

グラビアは香里奈。映画「あしたのジョー」でヒロイン役をやるというのでマガジン的にも盛り上げている。香里奈はきらいな女優ではないので、期待しているのだけど、白木葉子は……少年院を慰問したり力石と付き合ったりしていた頃は……まだ十代だよねえ。年齢の明記はなかったと思うけど、わがままで自分勝手なさまはかなり幼さを感じさせるので、高校生くらいだったんじゃないかと思っている。香里奈は26歳。やっぱりちょっとミスマッチを感じないでもない。

「はじめの一歩」(森川ジョージ)、今週は休み。いいご身分だ。

A-BOUT!」(市川マサ)、この作者は喧嘩の仕方をわかっていないのだな、と思う。

人間というのは、そうそう気安く他人を思い切り殴れるものじゃない。よく、混雑する駅の雑踏で喧嘩をしている人を見かけることがある。たいてい一方は筋者か? と思いたくなるような強面だったりするが、そういう人であっても、やっているのは口喧嘩で、殴り合いなんて見たことがない。せいぜい胸ぐらをつかむ程度だ。BE-POPなどを読んでも、手を出す前には口頭での応酬がある。

思い切り殴ってケガをさせたら悪いなと思うのか、殴れば殴り返される、それが怖いのか、いちいち殴っていたら身がもたないから殴るふりをして威嚇して殴らずに済ませたいと思うのか、……気持ちは様々だろうが、とにかく喧嘩早いといわれるような人でも、そういきなり殴るわけではない。

だから、ガンをつけたあと、口よりも先にいきなり殴りつければ、不意を衝いたことになって無防備な相手に打ち込める。十中八九それで勝てる。普段からそんなことをする奴は、不良仲間でも狂犬と呼ばれて恐れられることになるだろう。柾木の「いきなり噛みつく」というのはそういうことなんだと思う。

しかし、この場は喧嘩バトルロイヤルである。向きあった途端に殴り合いが始まるのである。そんな状況で殴りかかってもそれは全然不意を衝いたことにはならない。要はボクシングや空手の試合と同じことである。そう思って改めて見れば、牽制も何もなくいきなり大振りの右フックをかましたところで、当たるはずがない。アレをかわした……!? などと外野が驚いているが、アレに当たるのは余程の間抜けだけだろう。

仕切り直しをしたあとも、いきなり右ストレート。こうなれば扱いやすい。かわしておいて、伸びきったところにこちらのパンチを入れれば、カウンターとなって威力は倍増である。現に、風間はそう戦っている。柾木は「あしたのジョー」でも見て「あしたのために=その1」を習得しなければいかんよ。まずは左ジャブを打つべし! 打つべし! だ。

「振り向くな君は」(安田剛士)、また一人キャラが増えた。中学生の時に全国優勝、MVPを受賞した日本一のディフェンダーだってさ。「すごい人が入ってくれば〜チームは強くなる〜手っ取り早くていいね〜」(のだめ映画で歌われた歌の替え歌)厳しい練習に耐え、どれだけ地力があるのか知らないが、しょせんは毎年地区予選で一回戦負けの学校。そこに全国トップクラスのプレイヤーが3人も入ってくる不思議。せめてそうなったもっともらしい理由を考えてくれよ。

ダイヤのA」(寺嶋裕二)、古降の処遇をめぐって現監督と次期監督(?)が対立。

ベイビーステップ」(勝木光)、なっちゃんパワー炸裂で勝つ、というほど単純ではなかった。でもプレッシャーへの対処の仕方が斬新。

ゴッドハンド輝」(山本航暉)、テル先生ついに綾乃さんに告白……じゃなくてそれをすっ飛ばして綾乃さんの父上に結婚願い。そしてラストはゴッ輝史上恐らくは初めての?(もしかして最後の)ラブシーン。ちゃんちゃん。

エリアの騎士」(伊賀大晃月山可也)、うさぎのコスプレのセブン登場……駆の脳内に。なかなかいい趣味で。

波打際のむろみさん」(名島啓二)、ちょっぴりエッチ風味の加減がうまい。人情噺としてもよくできている。

おれはキャプテン(25) (講談社コミックス)

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エリアの騎士(24) (講談社コミックス)

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A-BOUT!(6) (講談社コミックス)

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