先日、千葉県富津市にあるとある会社にでかけてきた。富津は漁港もあるし、史跡もいろいろあるらしい。が、同業者なら富津と聞けば「新日鉄」を真っ先に思い浮かべるはず。新日鉄以外にも大手の製造業が数社立ち並ぶこの地は、こうした企業を顧客に持つ、あるいは近い将来顧客に持ちたいと考えるベンダーにとって重要な地域ということになる。
このエリアに行くには
- 高速バスを利用する
- 鉄道(JR)
の2つの方法が考えられる。新日鉄の研究所の場合、JRの最寄りの駅は内房線の青堀駅で、東京を起点とすると、
ということになる。バスの方が若干速いが、その差はわずかであり、またその分費用がかかるので、これだけ見ると「どっちもどっち」のように思えるが、ほとんどの人はバスを使う。なぜかというと、バスは(時間帯によるが)1時間にだいたい3〜4本くらいあるのに対し、内房線は1時間に1本しか走っていないからだ。
だから、よほどうまく時間を合わせて調整するか、かなりの待ち時間が出るのを覚悟で早起きしていくかするなら別だが、まあ普通はバスということになる。僕にとっては列車利用のメリットは大きいので、覚悟を決めて列車利用にしようかとも考えたのだが、この時は1時間半くらい早起きをしないといけなさそうだったのと、1時間に1本では万が一乗り遅れたら取り返しが効かないことを考えて、バスで行くことにした。
しかし、バスのもうひとつのデメリットをこの時実感することになる。列車も、種々の事情で時間通りに走らないこともある、といえばあるのだが、よほどの事故でもない限り、一般にはほぼ時間通りに運行すると信じていられる。が、バスの場合は道路事情で運行時間は大幅に変わるのだ。
そうしたことも考慮して、多少は時間に余裕をもって出かけたつもりだったが、この日、朝から雨だったことが影響したのかどうか、高速道路は渋滞し、到着時刻が大幅に遅れ、お客様との面談も遅刻してしまった。一応、バスの中から連絡を取り、あらかじめ了解を取っていたのでおおごとにはならなかったが、理由はどうあれ相手に失礼なことをしてしまったのは事実である。
やっぱりバスは好きになれない。