タッチディスプレイの快感／iPod nano 6th generationを買った

24日、iPod nano 6th generarion (16GB)を買った。16,800円。37.5 mm×40.9 mm×8.78 mm、21.1g。大きさ・重さはざっと第五世代の半分近い。カメラ、ビデオ、ゲームなどの機能をカットし、音楽メディアとしての性能に絞って小型・軽量化を実現させた感じだ。

19日に外出した際、iPod nanoを紛失してしまった。これについては「iPodをなくした」（エクササイズ、2010/09/19）で書いたが、とにかくないと困るので、新しく購入することに。折も折、今月はじめ、新世代のiPodが発売されたところ。しかし、いろいろと迷った。

1. 新製品が出たのだから、安く売っていれば第五世代のnanoを買おうと思ったのだが、数日かけてノジマ、ソフマップ、ビッグカメラ、ヨドバシカメラと回ったのだけれど、どこも価格はすべて同じ。定価から1,000円値下げして8GBが13,800円、16GBが16,800円。在庫処分につき値下げ、といっても、これでは新製品と同じ価格でお徳感はない。円高の影響も考えれば、もう少し安くなってもいいのではないか。
2. パソコンは新製品が出た時はそれなりに高く売れるが、発売後半年、一年とどんどん価格が下がってくる……という時代に育っているため、一年経っても全く値崩れしないのは、強い商品力なんだと感心すると同時に、不満も感じる。それが当り前なのかも知れないが。それにしても量販店でも全く同じ価格とは、偶然とは思えない。いいのか。
3. 新製品にあまり魅力を感じず、使い慣れた旧世代の製品にしようかと思ったのだが、気に入った色の在庫がない。妥協して別の色の候補も考えたが、それもない。色が気に入らないと持ち歩く気になれないので、やはり新世代か。
4. もともと16GBを買うつもりだったのが8GBになってしまったのは「iPodを買った」（2009/09/22）に書いた通りで、だから8GBで容量不足を感じるのは仕方ないところだが、16GBでも十分とは思えず、小型・軽量化するくらいなら、大きさは同じでいいから32GBとか出してくれるとよかったのに、というのが正直な感想。軽いのはメリットだけど、軽さを追求するならiPod shuffleがあるわけだし、画面のサイズが第五世代より小さくなった（240×376ピクセルが240×240ピクセルだから、約2/3になった）のも大いなるデメリット。第六世代に飛びつく気が起きなかったのはこれが理由。

とはいえ、実質的に選択肢はなさそうなので、新世代を購入。操作が、従来のホイールボタンからタッチディスプレイになったのが大きな違いだが、この操作は、実際にやってみると想像以上にしっくりくる。変えたいのはディスプレイの表示なのに、キーボードなりホイールボタンなり、それとは別な箇所をいじる、というのは、改めて考えてみるといかに不自然であったか。これまで不思議に思わなかったことが不思議だ。

また、クリップ式というのも思ったよりいいかも知れない。これまでのiPod nanoは通常胸ポケットに入れていたが、胸ポケットがない時（あるいは入れられない時）に割と困っていた。紛失したのも、実は胸ポケットがない服装だったせいもある。

この操作だと、写真なんかも入れておきたい。……と思うけど、16GBしかないから、そんなことしたらあっという間にパンクしてしまうな。

Apple iPod nano 16GB ピンク MC698J/A

ビッグカメラのポイントが思ったよりたまっていて、実際にお金を出したのは価格の半分ほどで済んだため、かねてからほしかったiPod用スピーカーも買うことに。条件は、iPod専用でよいからケーブルなしで直接挿して使えること、充電も同時にできること。スピーカーは、本当は音を聴いてみないと善し悪しはわからないが、音を追求するならそれなりの価格が必要だし、それは気にしないことにした（とはいえ安いものは1,500円くらいからあったが、それはさすがにやめた）。

結局購入したのはOZAKIのiMini、6,980円。アタッチメントがついていて、どの世代のどのiPodでも挿せる（nanoは軽いためかアタッチメントなしで直接挿す）。いったん挿すと、選曲などの操作がこのスピーカー上でできる。アラーム機能などはご愛嬌だが、音は意外に悪くない。さっそく机の上に置いて充電がてら音楽を聴く。最近はヘッドフォンで聴くことが多くなってきたが、やはりスピーカーから聴く方が聴きやすい。これはいい買い物をした。

OZAKI iPod用スピーカー IP831PINK

げーっ、Amazonだと2,000円以上も安く買えるのか……