「はじめの一歩」(森川ジョージ)、18ページ。ボクシングで、パンチが見えない、ということは実際にあり得る。フェイントを仕掛けたり意表をついた動きをしたりしながら、相手の死角から打ったパンチは、相手からすると「見えないところから飛んできた」ということになるわけだ。たとえば木村タツヤのドラゴン・フィッシュ・ブローなどはその典型であろう。しかし、相手と対峙して、狭いリングの中、前に出るか退くか、右に回るか左に回るかの選択肢しかない中で、相手の姿が視界に入らなくなるなんてことは、いくらなんでもないだろう。こうなるとまるっきりオカルトだねえ。
「君のいる町」(瀬尾公治)、女の子三人が温泉に入っておっぱいを見せ合う。おいおい、少年誌でここまではっきり描いちゃっていいのか?
「GE」(流石景)、彼女が自分のことを好きなのがわかっていて、自分は彼女と付き合う気がない場合、なまじ親切にしたり優しい言葉をかけてやったりするのは、実に残酷だよなー。こういう時は無視するしかないよね。ま、黒川に振られた時のためにキープしておくつもりならいいんだけどさ。
「我間乱」(中丸洋介)、相変わらず斬り合いもせず前ページ能書きばかり。この作者は何が描きたいんだろう?
「花形」(村上よしゆき)、金属バットは折れません。