茶色の看板のセブン・イレブン(草津温泉 2 of 3)

8日の夜半から明け方にかけてかなり強い雨が降り、寝付かれなかった。幸い朝には雨は上がったが、地面はぬかるんでいるし、曇り空である。もっとも、このくらいが涼しくて良いのかも知れないが。

朝食のバイキングは、料理に関しては不満なし。それにしても客が多い。いったい何百人いるんだか。だからメニューが豊富とはいってもどこも列ができており、取りに行くのに時間がかかる。これは文句を言っても仕方のないことだが。急ぐ旅ではないから、ゆっくり待とう。

朝食のあとは森林浴。地図に1時間散歩コースが記されているので、それに従って歩いてみる。森林とはいえちゃんと道ができており、歩きやすい。とはいえ、のんびり景色を眺めつつゆっくり歩いたのに45分ほどで終わり。

いったん部屋へ戻ったあと、温泉街へ出かける。歩いても15分ほどの距離に温泉街があるとのことだったが……草津には源泉がいくつもあるが、最もポピュラーなのが湯畑(ゆばたけ)である。その湯畑を囲むように温泉宿や土産物屋、飲食店が立ち並び、温泉街を形成している。ここが草津の中心となる。

で、その源泉を囲む道路わきにセブン・イレブンがあったのだが、なんと、ここの店のロゴマークは、(デザインは同一だが)慣れ親しんだカラーではなく茶色のモノクロームなのだ。

理由は不明だが、全国、いや万国統一の色だと思っていただけに、びっくりである。もしかして、地方にはいろんな色のセブン・イレブンがあるのだろうか。ここへやってくる観光客が、セブン・イレブンを見るたびに「あれ、看板の色が……」とつぶやいていたのがオカシイ。

昼食にラーメンを食べた後、ここでは「湯もみ」というのが名物らしいので試してみることにする。が、名前に騙された。僕はてっきり、お湯で(足の裏か何かを)揉むのかと思っていたら、そうではなかった。お湯を揉むのだった。つまり、源泉はかなり温度が高く、そのままでは風呂には使えない。といって水で薄めれば薬効も薄まってしまう。そこで、湯を揉むようにかきまぜて適温まで冷ます技が発達した。それがこの「湯もみ」というわけ。ま、草津節などを口ずさみつつ、みんなで行なうこの踊り(?)はひとつの文化ではあろうが、温泉で気持ち良くなるどころかものの数分で汗だくになるのだった。

ホテルに戻ってアーチェリーにトライ。弓はやったことがあるがアーチェリーは初めて。あとはゲーセンに立ち寄って、それから温泉に入ろうかと思っていたが、少し休憩のつもりで部屋で本を読んでいたらあっという間に時間がたってしまい、夕食の時間に。夕食後、少し寝てから温泉に。