大家のサボりは新人のチャンス?/今週の少年マガジン(05/26)

「はじめの一歩」、12ページ。先週も休みだったくせにいい度胸だよ。

もっとも、急な短ページに対応するため、島田英次郎と阿部洋一が2ページずつ描いたのだが、若手にとっては自分の作品が載るいい機会なのかも知れない。森川ジョージは、広く漫画界全体のことを考え、新人にチャンスを与えるために意図的にサボっているのか?

鬼若と牛若」(青樹佑夜綾峰欄人)、結局オカルトになっちゃったのか。せっかく義経と弁慶という希代のキャラクターを主人公にしながらこちらの方向に持ってきてしまうのでは、主人公が牛若丸である必要はないし、舞台が平安時代である必要もないことになる。作者自身が義経のことをよく知らないんじゃないのかな。こうした点は佐野絵里子の方が上であるように感じる。