ちょっと思うところがあって各チームの監督の年齢を調べていたところ、スワローズの高田監督辞任の報が飛び込んできた。
- ヤクルト 高田監督辞意固める(NHKニュース、2010/05/26)
- 高田監督、辞意! 球団慰留で撤回してた(サンスポ、2010/05/26)
今の時点では球団側と食い違いがあるようだが、本人が辞意を漏らしたなら、あとは時間の問題だろう。
ファイターズの監督を務めていた時(1985〜1988)は、派手な成果こそなかったものの、それなりにいいチーム作りをしていた印象がある。その後(紆余曲折を経て)GMとなり(2005〜2007)、ファイターズが北海道で根を張り、人気チームとなり、日本一になるのに手腕を発揮した。2008年からスワローズの監督となり、前年度最下位のチームを率いて5位、3位と着実に成績を上げてきたものの、今期は低迷している。
あの戦力では誰が監督でも上位に食い込むことは難しいだろう。長期的なプランをもってチーム作りをしていく他はなく、そのようなチーム作りに高田監督は適していると思えるが、勝率.295で8連敗中とあっては、辞表を出すのが「球界の常識」なのか。
なお、現時点の12球団の監督の生年は下記の通り。
1945 | 高田繁 |
1953 | 梨田昌孝、落合博満、真弓明信 |
1957 | 尾花高夫、岡田彰布 |
1958 | 原辰徳 |
1960 | 西村徳文 |
1962 | 秋山幸二 |
1963 | マーティ・ブラウン |
1965 | 渡辺久信 |
1966 | 野村謙二郎 |
野村克也監督が引退し、西村、野村謙二郎らが新監督になったことで一気に若返った感がある。これで高田監督が辞めればさらに若返るな。