谷亮子さん、参議院議員になったら、今度こそ引退してください

まあ、参院出馬も結構でしょう。しかし、もう現役は引退した方がいい。本来なら、協会などの上の人が、「谷さん、もういいでしょう、今度は指導者として金メダルを目指してください」と言うべきなんだろうが、あまりにもビッグネームになり過ぎ、誰も鈴をつけられないのだ。

以前も書いたが、何度でも書く。2007年の全日本選手権福見友子谷亮子を破って優勝した。しかし、その年の世界選手権の代表選手に選ばれたのは、福見ではなく谷だった。ちなみに福見は2002年の全日本選手権で、当時65連勝中だった谷(当時は田村)に直接対決で勝っている。

2008年の全日本選手権で、山岸絵美谷亮子を破って優勝。この大会は五輪選考も兼ねていたが、なぜか五輪の代表は山岸ではなく谷が選ばれた。

谷が出産休暇中の2009年の全日本で優勝した福見友子は、晴れて世界選手権の出場を勝ち取り、これに優勝して金メダルを獲得した。グランドスラムでもモスクワ、東京と続けて優勝して現在世界ランキング1位、このクラスでまぎれもなく実力・実績ともNo.1選手であろう。

実力で代表の座を福見から奪い取る、というならそれもいいだろうが、谷が現役を続行するということは、福見や山岸などの同階級の選手に多大な犠牲を強いるという事実を認識してもらいたい。