今週のモーニング(04/08)

「僕はビートルズ」、1960年にタイムスリップした人が、ビートルズが発表する前にビートルズの曲を発表して、世界中にヒットさせると、本物のジョンやポールはさらに素晴らしい曲を作るのではないか、それを知りたい、という好奇心が動機ということらしい。

なんともひどい話だ。他人の曲を自作と偽って金を儲け、有名になり、世界に影響力を持とうということだろう。絶対にバレないかも知れないが、バレなくても大罪であることに変わりはない。仮にヒットしたところで、曲も、演奏スタイルも自分のものではないから、ファンはそうした底の浅い、偽物を見せられることになる。それに、それらの曲を知ったジョンやポールが、それとは別の、もっと素晴らしい曲を発表すればよいが、世に出られずに消え去ってしまう可能性もあるわけで、いったいアンタらは何様のつもりなんじゃと思う。かわぐちかいじはこの話のいったいどこに惚れたのか。

今週は隔週連載の「ライスショルダー」「ピアノの森」「へうげもの」「なごみさん」が載る号で、とても楽しい。「ライスショルダー」は通訳のギャグはちょっと間延びしている。スパッと試合に入ってほしかったかな。「なごみさん」はついに和さんの経歴が明らかに!?

さらに今回は月イチ連載の「ダンダリン101」が載っていてうれしい。「特上カバチ!」も面白いけど、最近は取り上げる事例が胸を締め付けられるようなものが多く、なかなか平常心で読みにくい。その点「ダンダリン101」は単純な事例で、しかも読み切りだからすぐに話が終息するので気楽に読める。段田凛がいつも怖い顔をして怒ってばかりいるのが笑える。

へうげもの(10) (モーニング KC)

へうげもの(10) (モーニング KC)