今週の少年マガジン(04/07)

「はじめの一歩」、今週は16ページ。「強さってなんですか?」それを追求するのがひとつこの漫画のテーマだと思うが、一歩って、最終的に勝ってはいるのだが、毎回こんなにボコボコにされるようでは、とても強いとはいえない。ただ倒されずに我慢したというだけだ。

絶望的とも思えるピンチを切り抜け、逆転で勝つ、というのが読者に爽快感を与えると作者が勘違いをしているのではないか。そういうことがあっても良いが、毎回それでは単に弱っちいだけだ。強がっている相手に何もさせずに無傷で勝つ、そういう試合を何度も続けてはじめて「強い」と感じるのである。「リングにかけろ」の剣崎順を見習えってんだ。

「スマッシュ」(咲香里)、次回が最終回だそうで、世界大会の決勝戦はわずか一週間で終わり。単行本で全18巻の長さは決して短くはないけれど、幕切れがあっけない。今となってみれば、翔太が巨乳の先輩に告白されるシーンとかはいらなかったな。