まだ実際の演技は見ていないのだが、ニュースで結果は知った。フィギアスケートのショートプログラム、浅田真央はトリプルアクセルを決め（SPでのトリプルアクセルは五輪史上初だとか）、その後もノーミスで73.78という高得点を叩き出し、暫定一位。しかしその直後に滑った金妍児（キム・ヨナ）がそれを上回る滑りを見せ、78.50をマーク（SP世界歴代最高得点）。最後に滑った安藤美姫は、冒頭で2連続3回転に果敢に挑んだが、回転不足とされ、64.76。結果、ヨナが1位、真央が2位、ジョアニー・ロシェット（カナダ）が71.36で3位、安藤は4位。
安藤の大技へのチャレンジは男子フィギアの高橋大輔を想起させる。挑戦せずに無難にまとめていたら順位が上がったかも、という人もいるようだが、チャレンジしたことに拍手を送りたい。しかし、トリプルアクセルに挑戦し、しかも見事に決めた浅田の精神力には敬服だ。あれだけプレッシャーのかかる場面で最高の結果を出すとは……並の人間では考えられないことだ。
