「民放TVバンクーバーオリンピック公式競技動画」（grin.jp）でフィギュア男子シングルフリーの決勝の様子を見る。
ショートプログラムはテレビのハイライトで見ていて、高橋が3位、織田が4位、小塚が8位とレベルの高さを見せつけてくれた。僕はこれまでフィギアスケートといえば女子しか知らず、*1男子の演技をまともに見るのは初めてだと思うのだが、力強く、激しく、女子とはまた違った魅力があるなあ、というのと、日本は男子もレベル高いんだなあ、ということを強く感じた。
決勝の結果は（小塚が転倒したことも、織田の靴ひもが切れたことも、高橋が4回転を失敗したことも、彼らの順位も）既に金曜の夕刊で知っていたため、確認しながらの観戦となった。
三者三様、見事な演技だった。小塚は途中の転倒は残念だったが、開始早々4回転を決めたのは見事。しかも公式大会での成功はこれが初とは。なんという勇気だ。
織田のアクシデントは、なんでー！？ と見ているこちらも泣き声をあげたくなるが、繰り返してみると、他の二人に比べて表情が硬く、余裕がなかったように思われる。それにしても「中断」がルールで認められているとは意外だった（3分以内に再開すればOKで減点2）。よく気持ちを切らせず、後半滑れたと思う。この精神力は並ではない。開き直ったせいか、むしろ後半の方がいい演技だったのではないだろうか？ 会場からの拍手が見ている側も嬉しかった。
高橋はいきなりの4回転の失敗は痛かったけど、全く意に介する様子がなく、その後の演技は実に優雅で素晴らしかった。優勝したライサチェクよりも上だったように思うのだが。日本人としての贔屓目か。とにかく、出場全選手の演技が良く、魅了された。結果、高橋は3位で銅メダル、織田は7位、小塚は8位。全員が入賞した。見事だった。
リンク
- 男子フィギュアフリー（ヒマラヤスギ雑記、2010/02/20）
- [日々]（どうでもいい日常、2010/02/20）
- 男子フィギュア（ぢゃりんこ、2010/02/20）
- 男子フィギュア（続・鹿田内りなこさんのぺえじ、2010/02/20）
*1:まあ女子のフィギアも、オリンピックのたびに見ているだけだからたいして知っているわけではないのだが、ジャネット・リン以来、馴染みのある競技ではある。当時我が家にもジャネット・リンの写真が（恐らくカレンダーか何かで）飾ってあったはずだ。
