男子モーグルはすごい!

一昨日、スピードスケートの女子500mを見損なった、と書いたら、親切な方から「民放TVバンクーバーオリンピック公式競技動画」(gorin.jp)を教えていただいた。

これはすごい。すべての競技の主要シーンが整理されて並んでいる。これは貴重な記録だ。

まず、女子モーグルを改めて見た。決勝での里谷多英の果敢に攻めた滑りは改めて感動させられた。上村愛子のバランスの取れた滑りは確かに凄かったが、強豪を4人残してのこの時点での2位は、メダルは無理だな、と思わされた……が2人続けての転倒で、もしかしてメダルがあるか!? と思わされて、結局4位、なんというか、筋書きのないドラマだとはいうけど、これほどよくできたドラマもなかったのではないか。その後の上村のインタビューを聞いていて、もらい泣きしてしまった。

そのあと男子モーグルを見た。考えてみれば、男子モーグルをしみじみ見るのは初めて。いやー、男子は、女子モーグルと桁が違うんですねえ。コースは女子と同じですよねえ。女子はスピード重視でトリノで見られたような派手なエアが鳴りをひそめてしまったのが不満だったが、西伸幸の第一エアの3Dエアは見事だったし、遠藤尚の第二エアのバックフリップの大技は、その高さといい、大きさといい、圧巻だった。これだけの大技を出しながらもスピードもすさまじい。

目指す動画にたどりつくまでにサイトの記事が目に入って、順位などが先にわかってしまうのが残念といえば残念だが、その代わり、見たいシーンを何度でも見られるのがいい。こういう時代になったんだなあ。

スピードスケートの女子500mも見た。岡崎朋美はいろいろ悔いがあるようで、現役を続ける意味の発言もあったようだが、いっぱいいっぱいのような印象も受けた。まあ、素人判断だからなんともいえないけど。