岡崎朋美は16位

オリンピックは、NHKのテレビ欄を見て何の競技があるのかを頭に入れていたのだが、注目のスピードスケート・女子500mはNHKではなく民放の放映だったらしい。そのため競技が行なわれていることに気付かず、見損なってしまった。きっと、ハイライトでは何度も放映されたのだろうが……

たいていの人がそうではないかと思うが、岡崎朋美の名は長野オリンピックで知った。銅メダルを獲得したが、これが女子短距離では日本人初のメダル。「私の中では金です」というてらいのないセリフ、インタビューでのメダルをかぷっと噛むような仕草。その可愛らしさに、多くの人が好感を抱いたのではないか。「朋美スマイル」などという言葉もはやった。

しかし彼女は可愛らしいだけの人ではない。1994年のリハメンタルから始まり、オリンピック出場はバンクーバーで5回連続5度目。日本記録は7回更新。椎間板ヘルニアからも復活し、年齢による衰えも感じさせず、まさに鉄人である。彼女の38歳の走りは見てみたかった。いずれ総集編でやるだろうとは思うが、人気選手とはいえ、入賞したわけでもないから、そう何度もやるかどうか。目に留まらないかも知れない。

日刊スポーツの記事によると、高校を卒業してからずっとお世話になったという長田監督に対して、「監督を男にしようと思っていたのに、女にしてしまった」と詫びたらしい。本当に彼女が、こんな時代錯誤的なことを言ったのだろうか? 記者の脚色ではないのか? 40年前の加川良の歌を歌っちゃうぞ。

そうよ あたしゃ 女で結構
女の腐ったので構いませんよ
(教訓I)

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