先日の発売記念パーティーの際に、古谷さんが僕らの前でポーズを取ってくれた。左手の指先が反っているのがまさに古谷マンだ! と感激新たである。
会場から、あの腰を引いた独特の前傾姿勢は、火薬を使った撮影に腰がひけたからと言われていましたが、本当のところはどうなのですか? という質問が出た。回答は「本に書きましたので読んでください」。
「ウルトラマンになった男」によると、少年時代に見た映画「エデンの東」のジェームス・ディーンの決闘シーンでの前傾姿勢を参考にしたこと、また、高野宏一の指示で画面に収めるために、より前屈みになるよう指示されて、最終的に完成したとある。毎日何百回も鏡の前で練習して、自分だけのマンを作り上げたとも。
会場から出たもうひとつの質問。「そのスリムな体型を維持する秘訣は?」
「400回の腹筋を毎日しています。別に、400回連続でなくていいんですよ。40回を10セットならできるでしょう?」
「10セット……ということは、朝に昼に晩に、ということですか?」
「ハイ、時間が空いたら腹筋をしています。こういうのは続けないと意味がありませんから」
何気なくおっしゃるが、そもそも40回続けるのも簡単でない人も多かろうし、それを日に10回……を毎日、というのはどのくらいかわからないが、一ヵ月や二ヵ月ではないのだろう。そうしたことを淡々と続けられるのは、一流の証ではないかと思う。
- 作者: 古谷敏,円谷プロダクション
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/12/21
- メディア: 単行本
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リンク
- 『ウルトラマンになった男』を読んで・・(あれから40年・・アンヌのひとりごと、2009/12/29)
過去記事
- ウルトラマンの中のひと(2009/11/15)
- ウルトラマンの中の偉大なひと(2009/12/23)
- アマギ隊員に会った!(2009/12/27)