加藤和彦のエピソード

10月19日に書いた「オラは死んじまったダ」はすごく注目されるのではないかとひそかに思っていたが、どうやらみそさんがはてなスターをくれたのみで、リンクされたりブックマークされたりした気配はない。

もうちょっと続けてみる。

  • 帰って来たヨッパライ」の作詞を北山修が書いたと誤解している人が多いが、クレジットは「ザ・フォーク・パロディ・ギャング」。実態は松山猛がほとんど一人で書いた。加藤和彦はフォークル時代からサディスティック・ミカ・バンド時代、松山と組んで曲を作ることが多かった。北山修加藤和彦が組んで作った曲はそんなに多くない。ヒット曲では「あの素晴らしい愛をもう一度」「白い色は恋人の色」ぐらいか。
  • 加藤和彦のギターの腕前は、学生時代に既に京都では右に出るもののないほどだった。一方、北山修は自分でもうまいとは思っていないというが、加藤は北山の演奏技術を全く認めておらず、人前では絶対に演奏させなかった、とのちに北山は語っている。
  • 加藤は最初の奥方ミカに結婚を申し込んだ時、「私、家事できないけど」と言われ、「全部僕がやるから」といって口説き落とした。そして実際、加藤が家にいる時は、料理も掃除もすべて彼がしたという。が、ツアーで家を空けることも多く、その時ミカは、加藤の弟子たちに順に電話して呼びつけ、自分のためにインスタントラーメンなどを作らせたという。