まっとうなジャーナリストの書いた本

二宮清純は、数少ない、「まっとうなスポーツ・ジャーナリスト」だと思っている。不思議なことに、正論をちゃんと言える人は少ない。だから僕は、スポーツ界にジャーナリズムはない、などと言いたくなることがあるのだが。

本書は、最初は野村克也中西太稲尾和久……とオールドスターの名が連なるが、後半は日米野球比較やWBC問題にも切り込んでいる。特に、独立リーグに関する意見は卓見であろうと思う。

プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)

プロ野球の一流たち (講談社現代新書 1941)