二宮清純は、数少ない、「まっとうなスポーツ・ジャーナリスト」だと思っている。不思議なことに、正論をちゃんと言える人は少ない。だから僕は、スポーツ界にジャーナリズムはない、などと言いたくなることがあるのだが。
本書は、最初は野村克也、中西太、稲尾和久……とオールドスターの名が連なるが、後半は日米野球比較やWBC問題にも切り込んでいる。特に、独立リーグに関する意見は卓見であろうと思う。
- 作者: 二宮清純
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/20
- メディア: 新書
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